沖縄がひと足早く春になる。

本州よりも早く、濃いピンクの寒緋桜が島を染める季節が今年もやってきました。
毎年1月から2月にかけて開催される「名護さくらまつり」と「もとぶ八重岳桜まつり」は、日本で最も早く桜を楽しめるイベントとして知られています。
本記事では、2026年最新情報として、両まつりの開催日程や見頃、寒緋桜の魅力、観光とあわせて楽しむポイントをわかりやすくまとめました。初めて訪れる方も、リピーターの方も、沖縄の春を満喫するための参考にしてください。
※ 沖縄では、このほかに今帰仁グスク桜まつりややえせ桜まつりも開催されます。幅広く桜を楽しみたい方は、昨年のまとめ記事もあわせて参考にしてください。
名護さくらまつりとは?|2026年の開催日・見頃

名護さくらまつりとは
名護さくらまつりは、沖縄県名護市で毎年1月下旬に開催される、日本で最も早い時期の桜まつりとして知られています。本州で見られるソメイヨシノとは異なり、名護市周辺で咲くのは濃いピンク色が特徴の寒緋桜(カンヒザクラ)。南国の青空と鮮やかな花色のコントラストは、この時期ならではの風景です。
市街地周辺を中心に桜が咲き誇り、期間中は週末を中心に多くの観光客や地元の人々でにぎわいます。「沖縄がひと足早く春になる」ことを実感できる、冬の沖縄観光を象徴するイベントです。
2026年の開催日程
名護さくらまつりは例年、1月下旬の土日を中心に開催されます。2026年も同様の時期に実施される見込みで、最新の開催日程は名護市の公式発表で確認するのがおすすめです。
※開催日や内容は年によって変更される場合があります。2026年は1月31日(土)と2月1日(日)の予定です。
名護さくらまつりの見頃時期
名護さくらまつりの見頃は、1月中旬から下旬にかけて。寒緋桜は本州の桜よりも早く咲き、気温の影響を受けやすいため、開花状況は年によって多少前後します。
まつりの開催時期は見頃と重なることが多く、短い期間で満開から散り始めまでの移ろいを楽しめるのも名護さくらまつりの魅力です。
もとぶ八重岳桜まつりとは?|2026年の開催日・見頃

もとぶ八重岳桜まつりとは
もとぶ八重岳桜まつりは、沖縄県本部町にある八重岳(やえだけ)一帯で開催される、沖縄屈指の桜まつりです。標高のある山道に沿って寒緋桜が咲き誇り、「日本一早咲きの桜並木」としても知られています。
名護市街地で開催される名護さくらまつりとは異なり、八重岳では山を登りながら桜を楽しめるのが大きな特徴。視界いっぱいに広がる濃いピンク色の寒緋桜と、沖縄の自然がつくる景観は、多くの写真愛好家や観光客を魅了しています。
※動画は沖縄テレビ(OTV)公式YouTubeチャンネルによる、過去の八重岳の開花の様子です。
2026年の開催日程
もとぶ八重岳桜まつりは例年、1月中旬から下旬にかけて開催されます。2026年も同様の時期に開催される見込みで、詳細な日程やイベント内容は、本部町の公式発表を事前に確認するのがおすすめです。
※天候や開花状況により、開催期間や内容が変更される場合があります。2026年は1月17日から2月1日の予定です。
もとぶ八重岳桜まつりの見頃時期
八重岳の寒緋桜の見頃は、1月中旬から下旬が中心です。山の斜面に沿って桜が植えられているため、標高差によって開花のタイミングが少しずつ異なり、比較的長い期間桜を楽しめるのも魅力のひとつです。
晴れた日には、青空と寒緋桜のコントラストが特に美しく、「沖縄がひと足早く春になる」瞬間を実感できるスポットとして高い人気を誇ります。
沖縄の桜はここが違う|寒緋桜の特徴と魅力

沖縄の桜が本州の桜と大きく異なる最大の理由は、その品種にあります。名護さくらまつりやもとぶ八重岳桜まつりで見られるのは、寒緋桜(カンヒザクラ)と呼ばれる早咲きの桜。沖縄の冬に咲く桜は、この寒緋桜が主役です。
濃いピンク色が印象的な寒緋桜
寒緋桜の最大の特徴は、ひと目でわかる濃く鮮やかなピンク色。淡い色合いのソメイヨシノとは対照的で、青空や南国の風景によく映えます。
写真で見ると「桜」というよりも、南国の花のような印象を受ける人も少なくありません。この色の濃さこそが、冬の沖縄に“春が来た”ことを強く感じさせてくれる理由のひとつです。
下向きに咲く、独特の花姿
寒緋桜は、花が下を向いて咲くという特徴があります。枝からぶら下がるように咲く姿は、本州の桜とはまったく異なる表情を見せてくれます。
山道を歩きながら見上げる八重岳の寒緋桜や、名護市街地を彩る桜を眺めていると、花に包み込まれるような感覚を味わえるのも魅力です。
開花時期は1月〜2月、日本で最も早い春
寒緋桜は気温が比較的高い沖縄の気候に適しており、1月から2月にかけて見頃を迎えます。これは日本全国で見ても最も早い時期で、「冬に桜を見る」という特別な体験ができます。
名護さくらまつりともとぶ八重岳桜まつりは、この寒緋桜の開花時期にあわせて開催されるため、桜の最盛期とイベントを同時に楽しめるのが大きな魅力です。
名護と八重岳で異なる楽しみ方ができる
同じ寒緋桜でも、咲く場所によって印象は大きく変わります。
名護さくらまつりでは、市街地を背景に桜を楽しめるため、散策しながら気軽に春を感じることができます。一方、もとぶ八重岳桜まつりでは、山の斜面に沿って続く桜並木を眺めながら、自然の中でゆったりとした時間を過ごせるのが魅力です。
同じ寒緋桜でも、名護と八重岳ではまったく違う表情を見せてくれる——それこそが、沖縄の桜の奥深さと言えるでしょう。
「沖縄がひと足早く春になる」理由
濃いピンク色で、下向きに咲き、1月から花を付ける寒緋桜。この独特の存在があるからこそ、沖縄では本州よりも早く春の訪れを感じることができます。
名護さくらまつりともとぶ八重岳桜まつりは、単なる観光イベントではなく、日本で最も早い春を体感できる特別な機会。寒緋桜を知ることで、その魅力はさらに深く心に残るはずです。
名護・八重岳で寒緋桜を楽しむおすすめポイント
名護さくらまつりともとぶ八重岳桜まつりは、どちらも寒緋桜を楽しめるイベントですが、桜の見え方や過ごし方にははっきりした違いがあります。訪れる場所にあわせて楽しみ方を知っておくと、沖縄の春をより深く味わうことができます。
名護さくらまつり|市街地で気軽に春を感じる
名護さくらまつりの魅力は、市街地を中心に桜を楽しめること。歩道や公園、街路沿いなど、散策しながら寒緋桜に出会えるのが特徴です。
屋台が並ぶエリアや人通りのある場所も多く、桜を眺めながら街歩きを楽しみたい人に向いています。時間に余裕がない旅行プランでも立ち寄りやすく、写真撮影と観光を両立しやすいのも名護ならではのポイントです。
もとぶ八重岳桜まつり|山道を歩いて桜に包まれる
一方、もとぶ八重岳桜まつりは、山道に沿って続く桜並木が最大の魅力です。道路や遊歩道を進みながら、頭上や視界いっぱいに広がる寒緋桜を楽しめます。
標高差によって咲き進み方が異なるため、同じ日でも場所によって開花状況が違い、比較的長い期間桜を観賞できるのも特徴。自然の中で静かに桜を楽しみたい方や、写真映えを重視する方におすすめです。
天気と時間帯で表情が変わる寒緋桜
寒緋桜は、晴れた日の青空と特に相性が良い桜です。濃いピンク色の花が空に映え、名護でも八重岳でも印象的な風景になります。
午前中は光がやわらかく、花の色がきれいに出やすい時間帯。午後になると逆光になり、花びらが透けるような写真を撮れるのも寒緋桜ならではの楽しみ方です。
歩きやすい服装と余裕のあるスケジュールを
名護・八重岳のどちらを訪れる場合でも、歩きやすい靴は必須です。特に八重岳は坂道が多いため、スニーカーなど滑りにくい靴がおすすめ。
また、寒緋桜は満開から散るまでの期間が比較的短いため、開花状況を事前に確認し、余裕を持ったスケジュールで訪れると満足度が高まります。
名護と八重岳を組み合わせるのもおすすめ
時間に余裕があれば、名護と八重岳を1日で回るのもおすすめです。午前中に市街地の名護で気軽に桜を楽しみ、午後に八重岳へ移動して自然の中でゆったり過ごす——。
同じ寒緋桜でも、場所が変わるだけでまったく違う表情を見せてくれます。「沖縄がひと足早く春になる」理由を、実感として味わえるはずです。
名護・本部町あわせて楽しむ観光スポット
名護さくらまつりともとぶ八重岳桜まつりを訪れるなら、周辺の観光スポットもあわせて楽しみたいところ。名護市と本部町は距離が近く、桜観賞と観光を無理なく組み合わせられるのが魅力です。
名護城公園|桜と景色を一緒に楽しめる定番スポット
名護市内でまず訪れたいのが名護城(なんぐすく)公園。名護さくらまつりの中心会場でもあり、園内には寒緋桜が点在しています。
高台に位置しているため、市街地や名護湾を望む眺望も良く、桜と景色を同時に楽しめるのが魅力。桜を眺めながらの散策はもちろん、短時間でも立ち寄りやすいのがポイントです。
美ら海水族館|桜観賞とセットで外せない名所
本部町を代表する観光スポットといえば、沖縄美ら海水族館。八重岳から車でのアクセスも良く、桜観賞と定番観光を組み合わせるのに最適です。
ジンベエザメが泳ぐ大水槽は、季節を問わず楽しめるため、天候に左右されにくいのも魅力。屋外で寒緋桜を楽しんだあとに、屋内施設でゆっくり過ごせるバランスの良さがあります。
備瀬のフクギ並木|桜とは違う沖縄らしい風景
時間に余裕があれば、備瀬のフクギ並木にも足を伸ばしてみましょう。美ら海水族館から近く、静かな集落の中をフクギの木々がトンネルのように連なる癒やしのスポットです。
寒緋桜の鮮やかなピンクとは対照的な、落ち着いた緑の景色が楽しめるため、旅全体のリズムに変化をつけられます。自転車や徒歩での散策がおすすめです。
本部町・名護周辺の海とカフェ
1〜2月の沖縄は観光客が比較的少なく、海沿いの景色を静かに楽しめる季節。名護市や本部町周辺には、海を望めるカフェや展望スポットが点在しており、桜観賞の合間にひと息つくのにぴったりです。
満開の寒緋桜を楽しんだあと、ゆったりとした時間を過ごすことで、「沖縄がひと足早く春になる」旅の余韻をより深く味わえます。
無理のない移動で楽しむのがポイント
名護市と本部町は車での移動が基本となるため、無理のないルートと時間配分が大切です。名護で桜と市街地観光を楽しみ、その後に本部町へ移動して八重岳や美ら海水族館を訪れる流れが定番。
季節限定の桜と、通年楽しめる観光スポットを組み合わせることで、満足度の高い沖縄北部観光が実現します。
服装・持ち物は?1〜2月の沖縄桜まつりQ&A
1月〜2月の沖縄は「暖かい」というイメージを持たれがちですが、桜まつりを楽しむには本州とは違った服装・持ち物の工夫が必要です。ここでは、初めて訪れる方でも安心して楽しめるよう、よくある疑問をQ&A形式でまとめました。
- Q冬の沖縄はどれくらい寒い?服装の基本は?
- A
1〜2月の沖縄の気温は、日中で15〜20℃前後が目安です。晴れていれば過ごしやすい一方、曇りや風が強い日は体感温度が下がります。
おすすめは、長袖+軽めの上着(薄手のジャケットやウィンドブレーカー)という服装。重ね着できるスタイルが、気温差に対応しやすく安心です。
- Qコートやダウンは必要?
- A
本州で着るような厚手のコートやダウンは基本的に不要です。ただし、朝晩や海・山に近い場所では冷えを感じることがあります。八重岳のような標高のある場所を訪れる場合は、防風性のある上着が1枚あると快適です。
- Q足元はどんな靴がいい?
- A
名護・八重岳ともに桜を楽しむには歩く時間が長くなることが多いため、スニーカーなどの歩きやすい靴がおすすめです。
特にもとぶ八重岳桜まつりでは、「坂道」「未舗装の場所」「落ち葉や花びら」があるため、滑りにくい靴底のものを選ぶと安心です。
- Q雨が降ったらどうする?必要な持ち物は?
- A
1〜2月の沖縄は、本州に比べて雨が降ることもあります。そんなときのために、「折りたたみ傘」「レインウェア」「タオルやハンカチ」を用意しておくと安心です。寒緋桜は雨に濡れると色がより濃く見えるため、雨の日ならではの美しさを楽しむのもひとつの方法です。
- Q日差し・紫外線対策は必要?
- A
冬でも沖縄の紫外線は比較的強く、晴れた日は日差しを強く感じます。長時間屋外で過ごす場合は、「帽子」「サングラス」「日焼け止め」があると重宝します。特に写真撮影に夢中になると、思った以上に日差しを浴びることがあります。
- Q持っていくと便利なアイテムは?
- A
桜まつりを快適に楽しむために、以下の持ち物があると便利です。屋台や散策中に両手が空くバッグは、特に重宝します。
- 小さめのリュックやショルダーバッグ
- 水分補給用の飲み物
- スマートフォンやカメラ(充電器・予備バッテリー)
- ウェットティッシュ
- Q子ども連れ・年配の方が注意するポイントは?
- A
坂道や人混みを歩く場面もあるため、無理のないペースで移動することが大切です。八重岳では、途中で休めるタイミングを意識し、早めに引き返す判断も必要です。
防寒と歩きやすさを優先した服装選びが、桜まつりを快適に楽しむ最大のポイントです。
沖縄がひと足早く春になる。

寒い冬のイメージが残る時期でも、沖縄では濃いピンクの寒緋桜が咲き誇り、島はひと足早く春の表情を見せてくれます。
名護さくらまつりともとぶ八重岳桜まつりは、そんな沖縄ならではの季節を感じられる特別な場所。市街地で気軽に楽しめる名護と、自然の中で桜に包まれる八重岳では、同じ寒緋桜でも異なる魅力に出会えます。
2026年の冬、少し季節を先取りして、沖縄がひと足早く春になる瞬間を体感してみてください。心に残る風景とともに、忘れられない旅の思い出がきっと待っています。

