- 県の誇りが広島を駆け抜ける――ひろしま男子駅伝2026
- 都道府県対抗男子駅伝2026(ひろしま男子駅伝)の概要
- ライブ配信・テレビ中継情報
- 各区間の特徴と役割
- 優勝候補とされる都道府県
- 総合順位予想(トップ10)
- ふるさと制度(ふるさと競技者制度)について
- 長野県の注目選手|本命とされる理由が詰まった布陣
- 京都府の注目選手|3区・7区で主導権を握る一般区間の強さ
- 兵庫県の注目選手|一般区間の即戦力と高校生の伝統校が融合
- 埼玉県の注目選手|3区と7区で存在感を示す一般区間
- 福岡県の注目選手|実業団の厚みで勝負する一般区間
- 広島県の注目選手|地元開催で存在感を示す一般区間
- 岡山県の注目選手|3区・黒田朝日を軸に展開を動かす
- 青山学院大学の注目選手|3区に集中する全国区のキーマンたち
- よくある質問(FAQ)
- 勝つのはエースか、総合力か。答えは広島の48キロにある。ひろしま男子駅伝2026
県の誇りが広島を駆け抜ける――ひろしま男子駅伝2026

正月の箱根駅伝が終わっても、駅伝シーズンはまだ終わらない。その熱気を引き継ぐ舞台が、広島で開催される「ひろしま男子駅伝」である。
ひろしま男子駅伝は、都道府県の代表として、大学生・実業団選手・高校生がひとつのタスキをつなぐ全国大会だ。
同じチームに立場の違うランナーが集い、純粋な走力だけでなく、区間配置や戦略、そして“県の誇り”が勝敗を左右する――他の駅伝にはない魅力がここにある。
2026年大会では、青山学院大学の黒田朝日が出場予定。箱根駅伝で存在感を放ったエースが、今度は“青学の主将(エース)”ではなく、岡山県の代表選手として走ることになる。
本記事では、ひろしま男子駅伝2026の大会概要、優勝候補となる都道府県と順位予想、注目選手、そして黒田朝日の起用区間や他の青山学院大学の選手の起用までを徹底解説する。
箱根駅伝とは一味違う、もう一つの「日本一決定戦」を深く楽しみたい方は、ぜひ最後まで読んでほしい。
都道府県対抗男子駅伝2026(ひろしま男子駅伝)の概要
都道府県対抗男子駅伝(正式名称:天皇盃 第31回 全国都道府県対抗男子駅伝競走大会)は、2026年1月18日に広島県で開催される全国規模の駅伝大会だ。
通称「ひろしま男子駅伝」として親しまれ、毎年1月、箱根駅伝とニューイヤー駅伝のあとに行われる“駅伝シーズンの総決算”的存在でもある。
本大会最大の特徴は、各都道府県が1チームとなり、日本一を争うという点にある。
大学駅伝や実業団駅伝とは異なり、チームは大学生だけでなく、実業団選手や高校生も含めた混成チームで編成される。
そのため、純粋な走力だけでなく、区間配置や選手バランス、県としての総合力が問われる大会となっている。
男子都道府県対抗駅伝は、事故・疾病に限って大会前日〜当日朝までエントリー変更が可能。原則2名以内までとなっている。
開催日程とスタート時間
- 開催日:2026年1月18日(日)
- スタート時間:12時30分
- 雨天決行(荒天時は主催者判断)
お昼スタートのため、緊張感のあるスタートから、日中の光の中でゴールを迎えるのが特徴。テレビ観戦・現地観戦ともにスケジュールを組みやすい大会となっている。
開催地とスタート・フィニッシュ地点
- 開催地:広島県
- スタート/フィニッシュ:広島市・平和記念公園前
- 通過エリア:広島市〜廿日市市(宮島街道方面)
世界遺産・原爆ドームに隣接する平和記念公園前をスタートし、瀬戸内海沿いを走る宮島街道方面へと進む、広島ならではのコース設定が魅力だ。
ライブ配信・テレビ中継情報
都道府県対抗男子駅伝2026(ひろしま男子駅伝)は、例年通りテレビ・インターネット・ラジオでの中継が充実しており、現地に行けない場合でもレースの全体像をリアルタイムで追うことができる。
NHK総合テレビで全国生中継
2026年大会は、NHK総合テレビで全国生中継される予定となっている。
- 放送日時:2026年1月18日(日)12:15ごろ〜
- レーススタート:12:30
- 放送内容:スタート前からフィニッシュまで完全生中継
スタート前には各県チームの紹介や注目選手の解説が行われ、レース中は各区間の順位変動や勝負どころを丁寧にフォロー。箱根駅伝と同様、長時間のフル中継で楽しめるのが特徴だ。
NHKプラスでライブ配信・見逃し配信
テレビが見られない環境でも、NHKプラスを利用すれば、スマートフォンやパソコンからライブ配信で視聴が可能となる。
- 配信サービス:NHKプラス
- 内容
- NHK総合テレビと同内容の同時ライブ配信
- 放送終了後の見逃し配信(一定期間)
移動中や外出先からでも視聴できるため、レース終盤の展開や最終7区の勝負をリアルタイムで追いたい人には最適だ。利用にはNHKプラスのID登録が必要となる。
RCCラジオ(中国放送)|地元密着の実況中継
開催地・広島の地元局であるRCCラジオ(中国放送)では、大会当日、スタート前からフィニッシュまで実況生中継が予定されている。
- 放送日時:2026年1月18日(日)12:15ごろ〜16:00前後
- 中継内容
- スタート前のチーム紹介
- 全区間リアルタイム実況
- 上位県・地元広島の動向を重点的に解説
RCCラジオは、沿道の雰囲気や地元選手の背景にも触れることが多く、ひろしま男子駅伝ならではの“熱量”を感じられる中継が特徴だ。
NHKラジオ第1|全国向け実況中継
NHKラジオ第1でも、全国向けの実況中継が行われる。
- 放送日時:2026年1月18日(日)12:15ごろ〜
- 放送形態:全国ネット
- 内容:レース展開を中心に、各区間の順位変動を詳しく解説
テレビやNHKプラスが視聴できない環境でも、全国どこからでも安定して聴取できるのがNHKラジオ第1の強みだ。
radiko(ラジコ)でのインターネット配信
RCCラジオ・NHKラジオ第1ともに、radiko(ラジコ)を利用すれば、スマートフォンやパソコンで聴取が可能となる。
利用ポイント
- radiko(無料)
- 広島エリア:RCCラジオをリアルタイムで聴取可能
- 全国:NHKラジオ第1を聴取可能
- radikoプレミアム(有料)
- エリアフリー機能により全国どこからでもRCCラジオを聴取可能
通勤中や外出先でも、イヤホンひとつでレースの推移を追えるため、仕事や移動と並行して観戦したい人に最適だ。
各区間の特徴と役割
第1区(7.0km)|流れを作る高校生区間
スタート区間である第1区は、高校生区間の中で最も距離が長い。序盤からペースが速くなりやすく、出遅れると挽回が難しい重要区間である。
各県の高校駅伝エース級が起用されることが多く、上位争いに残るか、序盤から苦しい展開になるかがここで見えてくる。
第2区(3.0km)|中学生区間の短距離決戦
距離は短いものの、密集した展開のままタスキが渡るケースが多く、順位変動が起きやすい区間だ。
3kmという距離だからこそ、一人の飛び出しが3区の展開を左右する“伏線”となることも少なくない。
第3区(8.5km)|最初のエース区間
大学生・実業団選手が初めて登場する第3区は、ひろしま男子駅伝最初の本格的な勝負区間である。
各県のエース級が配置されることが多く、ここで集団が割れ、優勝争いの輪郭がはっきりする。
箱根駅伝経験者や実業団トップが起用されることも多く、2026年大会では青学・黒田朝日の起用区間としても注目される可能性が高い。
第4区(5.0km)|リズムを整える高校生区間
第3区で激しく動いた流れを受ける第4区は、粘りと安定感が求められる高校生区間である。
大きな順位変動は起きにくいが、ここで崩れると後半に大きな影響を残すため、確実にまとめられる選手が起用されやすい。
第5区(8.5km)|高校生最長区間の勝負どころ
高校生区間で最も距離が長いのが第5区だ。高校生エースの真価が問われる区間であり、この区間で一気に順位を上げる県も少なくない。
高校駅伝で実績のある選手を擁する都道府県は、ここで大きなアドバンテージを得やすい。
第6区(3.0km)|流れを最終区へつなぐ中学生区間
2回目の中学生区間である第6区は、最終7区へ向けた流れ作りの区間だ。
距離が短いため一見目立たないが、ここでの順位とタイム差が、アンカー勝負の条件を大きく左右する。
第7区(13.0km)|すべてを決めるアンカー区間
最終第7区は、13.0kmのロング区間。ひろしま男子駅伝最大の勝負区間であり、事実上のアンカー決戦となる。
大学生・実業団のトップクラスが起用され、逃げ切り、逆転、入賞争いなど、大会最大のドラマが生まれるのがこの区間だ。
優勝候補とされる都道府県
ひろしま男子駅伝2026は、都道府県ごとの総合力が結果に直結する大会である。大学生や実業団の強力な一般区間選手に加え、高校生・中学生区間の安定感がなければ、最後まで上位で戦うことは難しい。
2026年大会も、例年の傾向とエントリー状況を踏まえると、いくつかの都道府県が優勝候補の中心と見られている。
長野県|最大の本命候補
近年のひろしま男子駅伝において、最も安定して結果を残してきたのが長野県である。過去4大会優勝の実績を持つ。
- 高校生:佐久長聖を中心とする全国トップクラスの育成力
- 一般区間:大学生・実業団ともに質の高い選手層
この2点が毎年高い水準で揃っており、「大きく崩れない」という点が最大の強みだ。
3区・7区の一般区間で主導権を握り、高校生区間でも大崩れしない構成は、ひろしま男子駅伝において理想的なチーム編成と言える。2026年大会においても、優勝争いの軸となる存在である。
京都府|一般区間の破壊力が魅力
京都府は、大学生・実業団選手の層が非常に厚く、特に3区・7区で一気に展開を動かせる力を持つ都道府県だ。
一般区間にエース級を複数配置できるため、中盤以降のレースで一気に順位を押し上げるケースが多い。
一方で、高校生区間の出来がそのまま順位に直結しやすいのも特徴で、前半を踏みとどまれるかどうかが優勝への鍵となる。かみ合えば一気に優勝まで突き抜ける力を秘めたチームである。
兵庫県|バランス型の有力候補
兵庫県は、高校生・一般区間のバランスが非常に良い都道府県だ。
- 高校駅伝の強豪校を多数抱える
- 実業団・大学生ともに安定したトップランナーが揃う
第1区・第5区の高校生区間で流れを作り、3区・7区で確実にまとめる展開ができれば、上位はもちろん、優勝争いに加わる力がある。
爆発力というよりも、安定感を武器に順位を積み上げていくタイプの優勝候補だ。
埼玉県|一般区間次第で頂点も
埼玉県は、一般区間に強力な選手を揃えられる点が大きな魅力だ。
特に3区・7区でエース級を起用できた場合、レース後半で主導権を奪う展開が見込まれる。
高校生区間を大きなロスなく乗り切れれば、最終盤のアンカー勝負で一気に浮上する可能性も高い。
後半勝負型の優勝候補として注目される存在である。
福岡県|実業団パワーが武器
福岡県は、九州を代表する実業団選手を多数擁する都道府県だ。
一般区間の層は全国トップクラスで、ロング区間での強さは大きなアドバンテージとなる。
高校生区間・中学生区間を安定してつなげることができれば、上位進出、さらには優勝争いに絡む展開も十分に考えられる。
地元・広島県|開催地の勢いに注目
開催地である広島県も、近年は安定して上位に顔を出す存在となっている。
- 高校生区間には世羅高校を中心とした有力選手
- 一般区間にも実業団の実力者が揃う
地元開催の後押しもあり、序盤から勢いに乗れれば上位争いが現実的な目標となる。
岡山県|黒田朝日を3区に置く“勝負型”ダークホース
岡山県は、2026年大会で青山学院大学・黒田朝日を3区に起用する構えである。
3区はひろしま男子駅伝における最初の本格的勝負区間(8.5km/一般)で、大学生・実業団のエースが集まる。ここに黒田朝日を置く選択は、中盤で主導権を奪う明確な意思表示と言える。
3区のミッションは大きく三つ。
- 隊列を割る――先頭集団のペースを引き上げ、後続をふるいにかける。
- ギャップを縮める/広げる――前半で作られたタイム差を是正し、もしくは優位を拡大する。
- 7区へ“勝てる条件”を渡す――アンカーが逃げ切り・逆転を狙える位置でタスキを託す。
黒田朝日は箱根駅伝でも示したとおり、ロング寄りの距離でスピード耐性と勝負強さを両立できるタイプである。8.5kmの3区は、まさにその持ち味を出しやすい舞台だ。岡山県が前半を大崩れせずにタスキを渡せば、3区での“面の押し上げ”が起き、上位パックへ食い込む現実味が高まる。
岡山県が優勝争いへ踏み込むための条件はシンプルで、
- 第1区・第2区で致命的なロスを避ける(位置取りを保つ)。
- 第3区・黒田朝日で“展開を動かす”。
- 第4区・第5区の高校生区間で再加速を許さない(安定感の確保)。
- 第6区で7区へ向けた位置とタイム差を整える。
この“等速~加速~維持”の流れができれば、入賞圏、さらには表彰台の可能性は十分にある。3区に黒田朝日を置くことで、岡山県は「後半勝負への布石」を最も確実な形で打てている。ダークホースとして、勢力図を揺らす存在であることは間違いない。
優勝候補・有力都道府県の全体像
- 本命:長野県
- 対抗:京都府・兵庫県
- 有力候補:埼玉県・福岡県・広島県
- ダークホース:岡山県(3区・黒田朝日)
総合順位予想(トップ10)
長野県(優勝予想)
- 高校生区間の安定感(佐久長聖ライン)+一般区間の決定力(3区・伊藤大志、7区・花岡寿哉)。
- “崩れない×勝負区間で押せる”の両立は優勝確率最大。
京都府(2位予想)
- 3区・佐藤圭汰で主導権を取り、7区・西研人でまとめる「3区起点・7区完結型」。
- 高校生区間が踏みとどまれば長野に肉薄。
兵庫県(3位予想)
- 3区・長嶋幸宝、7区・藤田大智の一般区間が堅い。
- 高校生は西脇工・須磨学園で安定。総合“崩れにくさ”で表彰台圏。
埼玉県(4位予想)
- 3区・宇田川瞬矢、7区・吉田祐也の一般区間が強み。
- 前半を小幅ロスで乗り切れば終盤で確実に浮上。
福岡県(5位予想)
- 3区・漆畑瑠人、7区・山本歩夢の実業団クオリティ。
- 中高生区間が噛み合えば上位安定、展開次第で表彰台も。
広島県(6位予想)
- 地元開催の強み+3区・伊豫田達弥、7区・岡原仁志の堅実さ
- 高校生が崩れなければ入賞濃厚。
岡山県(7位予想)
- 3区・黒田朝日で“順位の押し上げ”、7区・池田勘汰でまとめる。
- 前半の位置取りが良ければ上位パック入り。ダークホース最上位。
東京都(8位予想)
- 3区・佐藤有一で中盤を整え、総合力で入賞争いへ。
- 勝負区間の決定力がもう一歩届けばさらに上へ。
愛知県(9位予想)
- 補欠含め一般区間の対応力が高い(当日の入れ替え余地)。
- 中高生区間の出来で順位が上下しやすい。
宮崎県(10位予想)
- 7区・佐藤愛斗のロング耐性で終盤粘る。
- 3区~5区で先行できるかが入賞可否の分水嶺。
ふるさと制度(ふるさと競技者制度)について
全国都道府県対抗男子駅伝では、「ふるさと競技者制度(通称:ふるさと制度)」が採用されています。これは、社会人・大学生の選手に限り、現在の所属とは別に「出身地の都道府県」から出場できる制度です。
通常、都道府県代表は在住地や所属先のある都道府県から選ばれますが、この制度により、
- 出身中学校
- 出身高等学校
のいずれかが所在する都道府県を「ふるさと」として選び、その都道府県代表として出場することができます。
ふるさと制度の適用条件と制限
ふるさと制度には、以下のような明確な制限があります。
対象となる選手
- 社会人選手
- 大学生選手
※中学生・高校生選手は対象外です。
起用できる区間の制限
- 1チームあたり、ふるさと競技者の起用は「1区間のみ」
複数のふるさと選手を同時に起用することはできず、例えば3区または7区のどちらか1区間限定での起用となります。
長野県の注目選手|本命とされる理由が詰まった布陣
長野県は、ひろしま男子駅伝において“育成力・層の厚さ・エース力”のすべてを高水準で兼ね備えた都道府県である。2026年大会もその例に漏れず、区間配置を見ただけで完成度の高さが分かる陣容となっている。
ここでは、登録された各区間の注目選手と、その役割を整理する。
酒井 崇史(佐久長聖高)|1区・7.0km
スタート区間を任されるのは、佐久長聖高校の酒井崇史。1区は流れを作る重要区間であり、「置いていかれない」ことが最優先されるポジションだ。
酒井はスピードと安定感を兼ね備えたタイプで、ハイペースになりやすい集団の中でも冷静に対応できる。長野県が序盤から上位争いに残るための“基礎工事”を担う存在である。
2区(中学生・3.0km)根岸 知輝(川中島JRC)
距離の短い2区は、一瞬の判断ミスが大きな順位変動につながる難しい区間だ。
根岸は中距離寄りのスピードを武器とする選手で、この3km勝負に適したタイプと言える。大きくロスをせず、3区へ良い位置でタスキをつなぐ役割が求められる。
伊藤 大志(NTT西日本)|3区・8.5km
長野県の“最初の切り札”が、3区の伊藤大志である。3区は大会序盤で最も重要な勝負区間の一つであり、実業団トップクラスがしのぎを削る舞台だ。
伊藤はスピードと持久力を高次元で兼ね備えており、集団の中で展開を読みながらレースを動かすことができる。ここで後続との差を広げる、あるいは主導権を握ることで、長野県が“勝つ展開”を作る軸となる。
赤坂 直人(佐久長聖高)|4区・5.0km
3区の激しい流れを受ける4区は、冷静さと安定感が求められる区間だ。
赤坂は、佐久長聖高校らしい粘り強さを持つ選手で、大崩れしない走りが期待できる。伊藤から受け取った流れをそのまま維持し、後半勝負へつなぐ重要な役割を担う。
小海 楽空(佐久長聖高)|5区・8.5km
高校生区間で最長となる5区には、小海楽空という明確なエースを配置。
この区間は、高校生の真価が問われる勝負どころであり、他県との差が最も広がりやすい。小海の存在により、長野県は高校生区間でも主導権を失わないどころか、差を広げることができる。
齋藤 空澄(真田クラブ)|6区・3.0km
終盤直前の6区は、アンカー勝負へ向けた「条件整理」の区間である。
齋藤に求められるのは、派手な走りよりも、確実につなぐこと。ここでの数秒が、7区の戦い方を左右する。
花岡 寿哉(東海大)|7区・13.0km
アンカーを務めるのは花岡寿哉。13.0kmというロング区間は、総合力と勝負強さがなければ務まらない。
花岡は安定感が高く、逃げ切り・追走のどちらにも対応できるタイプである。ここまでの流れを受け、“勝ちをまとめる”役割として申し分ない存在だ。
補欠メンバーの層の厚さも長野の強み
- 濵口 大和(中央大)|補欠A(一般)
補欠にも即戦力を揃えられる点こそ、
長野県が“本命”とされる最大の理由である。
万が一の変更があっても、
戦力の質がほとんど落ちない。
なぜ長野県は優勝候補なのか
- 1区から7区まで明確な役割分担
- 高校生区間での圧倒的安定感
- 3区・7区に置かれた実力派の一般区間
これらが高いレベルでかみ合っている。
2026年大会でも、最も“隙の少ないチーム”として、優勝争いの中心に立つ存在である。
京都府の注目選手|3区・7区で主導権を握る一般区間の強さ
京都府は、ひろしま男子駅伝において毎年「一般区間の破壊力」を最大の武器とする都道府県である。
2026年大会もその構図は変わらず、勝負どころである3区と7区に実績十分のランナーを配置してきた。
ここでは、京都府の登録メンバーの中から、レースの流れを直接左右する注目選手を整理する。
佐藤 圭汰(駒澤大学)|3区・8.5km
京都府のレースプランの核となるのが、3区の佐藤圭汰である。3区は、ひろしま男子駅伝における最初の本格的エース区間で、ここでレースの輪郭がはっきりする。
佐藤は、大学駅伝でも実績を残してきたスピード型のランナーで、集団の中でも果敢に前へ出られる積極性が強みだ。ハイペースになりやすい3区において、主導権を握りに行ける存在である。
特に、前半を大きなロスなくつなげた場合、佐藤の仕掛けで一気に先頭付近へ浮上する展開も現実的だ。京都府が優勝争いに食い込むための“起点”となる区間を担う。
西 研人(大阪ガス)|7区・13.0km
最終7区を任されるのは、西研人。13.0kmのロング区間は、逃げ切り・追走・逆転のすべてが起こり得る最終決戦である。
西は実業団選手としての経験値が高く、一定のペースを刻み続ける安定感が最大の武器だ。前方でタスキを受け取った場合は確実にまとめ、差があれば粘り強く詰める走りができる。
京都府にとって7区は、「勝ち切る」よりも「確実に上位でまとめる」役割が求められる。西研人は、そのミッションに最も合致するアンカーと言える。
補欠メンバーが示す層の厚さ
- 並川 颯太(中央大学)|補欠A(社会人/学生)
補欠に並川颯太を置ける点も、京都府の強みである。大学駅伝の経験値を持つ並川が控えに回っていることで、一般区間の対応力は非常に高い。
万が一の変更があっても、戦力の質が大きく落ちない構成は、京都府が常に上位候補に挙げられる理由の一つだ。
京都府はどこで勝負を仕掛けるのか
京都府の戦い方は明確である。
- 前半(1区〜2区)は大きなロスを避ける
- 3区・佐藤圭汰で一気に流れを引き寄せる
- 中盤を粘り、7区・西研人で順位を確定させる
この「3区起点・7区完結型」のレース設計は、一般区間の力を最大限に活かす京都府らしい戦い方だ。
高校生区間の出来次第では、3区の時点で勝負圏内に食い込むことも十分考えられる。2026年大会でも、京都府は3区・7区から目が離せない存在である。
兵庫県の注目選手|一般区間の即戦力と高校生の伝統校が融合
兵庫県は、ひろしま男子駅伝において「高校生区間の下支え」と「一般区間の決定力」を両立させやすい都道府県である。2026年大会も、要所で実績十分のランナーを配置できる布陣となっている。
特に3区・7区の一般区間は、レースの流れを左右する最重要ポイントであり、ここに強力な選手を置ける点が兵庫県の大きな武器だ。
長嶋 幸宝(旭化成)|3区・8.5km
兵庫県の勝負手となるのが、3区の長嶋幸宝である。3区は、前半の流れを一気に塗り替えることができる区間で、実業団トップクラスの持久力とレース判断力が求められる。
長嶋は旭化成に所属する実力派ランナーで、安定したペースメイクと終盤の粘りが大きな強みだ。集団の中でも慌てず、確実に順位を押し上げられるタイプである。
前半を無難に通過できれば、3区で上位集団へ合流、あるいは差を詰める走りが期待される。
藤田 大智(中央大学)|7区・13.0km
最終7区を託されるのは、藤田大智。13.0kmというロング区間は、総合力と精神的な強さが問われるアンカー区間である。
藤田は大学駅伝での経験が豊富で、粘り強い走りと安定感が持ち味だ。先頭争いの中で受けても、追う展開で受けても、大崩れせずにまとめられるアンカーとして信頼が置ける。
兵庫県にとって7区は、締め切る役割と順位を確定させる役割を同時に担う区間であり、藤田の存在は大きい。
補欠メンバーが示す“幅”
折田 壮太(青山学院大学)|補欠A(社会人/学生)
補欠に折田壮太を控えさせられる点も、兵庫県の層の厚さを示している。青学大でのレース経験を持つ折田は、一般区間で即対応が可能な戦力である。
コンディションや展開次第での入れ替えにも柔軟に対応でき、チームとしての安定感を高めている。
高校生区間を支える伝統校
西脇工業高・須磨学園高
兵庫県の高校生区間は、西脇工業高校と須磨学園高校という全国的に名の知れた駅伝強豪校の選手が担う。
両校ともに、
- 集団対応力
- ハイペース耐性
- タスキリレーの完成度
といった点で高い基準を持つ。高校生区間で大崩れしにくいことは、兵庫県が毎年上位争いに顔を出せる最大の理由の一つである。
兵庫県はどこで勝負を決めにくるのか
兵庫県の基本戦略は明快だ。
- 高校生区間(1区・4区・5区)で流れを保つ
- 3区・長嶋幸宝で順位を押し上げる
- 7区・藤田大智で確実にまとめる
この形がはまれば、安定して上位、条件がそろえば表彰台争いも現実的になる。
2026年大会においても、兵庫県は「崩れにくい有力候補」として、最後まで目を離せない存在である。
埼玉県の注目選手|3区と7区で存在感を示す一般区間
埼玉県は、ひろしま男子駅伝において毎年、一般区間で確実に順位を押し上げられる力を持つ都道府県である。2026年大会もその傾向は変わらず、勝負どころとなる3区・7区に実績のあるランナーを配置してきた。
宇田川 瞬矢(青山学院大学)|3区・8.5km
埼玉県のレースプランの起点を担うのが、3区の宇田川瞬矢である。3区は大会序盤で最も重要な一般区間であり、ここでの走りがレース全体の流れを形作る。
宇田川は青山学院大学で駅伝経験を積んできたランナーで、持ち味はスピード持続力と集団対応力だ。ハイペースの展開でも冷静に位置取りを行い、無理なく順位を押し上げていく安定感がある。
前半を大きなロスなくつなげば、3区で上位集団へ入り込む、あるいは差を詰める走りが期待される。埼玉県が勝負圏に食い込むための“入口”となる区間である。
吉田 祐也(GMOインターネット)|7区・13.0km
最終7区を任されるのは、実業団選手の吉田祐也。13.0kmのロング区間は、スタミナとレースマネジメント能力が問われる。
吉田は実業団での経験を活かし、安定したペースで淡々と距離を刻めるタイプである。逃げる展開では着実に差を維持し、追う展開でも崩れずにまとめられるアンカーだ。
埼玉県にとって7区は、大逆転よりも「確実に上位を固める」役割が重視される。吉田はその条件を満たす存在であり、チームの最終順位を安定させる要となる。
補欠メンバーに見る対応力
木榑 杏祐(埼玉医科大G)|補欠A(社会人/学生)
補欠に木榑杏祐を置ける点も、埼玉県の地力を示している。コンディションや戦略によって柔軟な入れ替えが可能であり、一般区間の選択肢を持てていることは大きな強みだ。
埼玉県の戦い方と勝ち筋
埼玉県の基本戦略は明快である。
- 前半区間で致命的な遅れを作らない
- 3区・宇田川瞬矢で勝負圏へ近づく
- 7区・吉田祐也で確実にまとめる
派手さよりも安定感を重視した構成で、展開がはまれば表彰台圏に食い込む力を持っている。
2026年大会の埼玉県は、最後まで確実に順位を積み上げてくる“後半型の有力候補”として注目すべき存在である。
福岡県の注目選手|実業団の厚みで勝負する一般区間
福岡県は、ひろしま男子駅伝において毎年、実業団選手の層の厚さが最大の武器となる都道府県である。2026年大会もその特徴が色濃く表れ、3区・7区の一般区間に実力者を配置する構えだ。
高校生・中学生区間を安定してつなぐことができれば、一般区間の力で一気に順位を押し上げる展開が見えてくる。
漆畑 瑠人(安川電機)|3区・8.5km
福岡県の流れを作る役割を託されるのが、3区の漆畑瑠人である。3区は大会序盤で最初に訪れる勝負区間であり、社会人・大学生のエースが集まる重要なポジションだ。
漆畑は実業団での実戦経験が豊富で、ペース変化の激しいレースでも崩れにくい安定感を持つ。集団の中で冷静に順位を押し上げることができるタイプで、前半の位置取り次第では上位争いへの大きな足がかりとなる。
山本 歩夢(旭化成)|7区・13.0km
アンカー7区を担うのは、山本歩夢。13.0kmのロング区間は、純粋な走力だけでなく、レース終盤の判断力とメンタルの強さが問われる。
山本は旭化成に所属する実力派ランナーで、一定のペースを維持する能力に長けている。逃げ切り、追走のどちらにも対応できる柔軟性があり、福岡県の順位を最終的にまとめ上げる存在だ。
とくに接戦となった場合、大学時代の箱根駅伝や実業団で培った終盤の粘りは大きな武器となる。
補欠メンバーが示す層の厚さ
大城 義己(トヨタ自動車九州)|補欠A(社会人/学生)
補欠に大城義己を控えさせられる点も、福岡県の一般区間の層の厚さを物語る。トヨタ自動車九州に所属する実業団選手で、状況に応じた入れ替えが可能な即戦力である。
福岡県の戦い方と勝ち筋
福岡県の基本戦略は明確である。
- 前半区間で大きなビハインドを背負わない
- 3区・漆畑瑠人で勝負圏へ押し上げる
- 7区・山本歩夢で確実に順位を固める
派手な加速というよりも、実業団の安定感を生かして着実に上位へ近づく形が理想形だ。
条件がそろえば、福岡県は表彰台争いに割って入る力を十分に持っている。2026年大会でも、“終盤で強いチーム”として存在感を示すことになりそうだ。
広島県の注目選手|地元開催で存在感を示す一般区間
広島県は、ひろしま男子駅伝において毎年「地元・中国地方の実業団」を軸に、崩れにくいチーム編成を武器としてきた。2026年大会も、3区・7区の一般区間に経験豊富な社会人ランナーを配置し、地元開催の後押しを受けながら上位進出を狙う構えだ。
高校生・中学生区間を大きなロスなくつなげば、
一般区間の力で一気に勝負圏へ入る可能性を秘めている。
伊豫田 達弥(富士通)|3区・8.5km
広島県のレースの起点となるのが、3区の伊豫田達弥である。3区は大会前半で最初に訪れる本格的な勝負区間であり、ここでの走り次第でレース全体の流れが決まる。
伊豫田は富士通に所属する実業団選手で、安定したスピード持続力とレース判断力が持ち味だ。集団の中で無理なく順位を押し上げることができ、前半で形成された集団を保ったまま上位争いに食い込む役割を担う。
特に、地元開催の雰囲気の中で冷静に自分の走りを貫けるタイプであり、確実性が求められる3区に適した存在と言える。
岡原 仁志(中電工)|7区・13.0km
アンカー7区を託されるのは、岡原仁志。13.0kmのロング区間は、スタミナと精神的な強さの両方が問われる最終区間である。
岡原は中電工に所属する社会人ランナーで、一定のペースを維持しながら走り切る持久力に定評がある。派手なスパートではなく、最後まで崩れない走りで順位を守り切るタイプだ。
接戦の状態でタスキを受けた場合でも、安定したペースでレースを組み立てられる点は、広島県にとって大きな武器となる。
補欠メンバーに見る地元実業団の厚み
中島 大就(中国電力)|補欠A(社会人/大学生)
補欠に中島大就を控えさせられる点も、広島県の層の厚さを示している。中国電力に所属する実業団選手で、状況に応じた入れ替えが可能な即戦力だ。
地元実業団の選手層が厚いことは、広島県が毎年安定した成績を残してきた大きな要因である。
岡山県の注目選手|3区・黒田朝日を軸に展開を動かす
岡山県は、2026年ひろしま男子駅伝において3区に青山学院大学・黒田朝日を据えるという、非常に分かりやすい勝負手を打ってきた。大会序盤で最もレースが動く8.5kmの一般区間を起点に、流れそのものを変えにいく構成である。
前半区間を大きく崩さずにつなぐことができれば、岡山県は一気に上位争いへ浮上する可能性を秘めたチームだ。
黒田 朝日(青山学院大学)|3区・8.5km
岡山県最大の注目選手が、3区を任される黒田朝日である。3区はひろしま男子駅伝における最初のエース区間であり、大学生・実業団のトップランナー同士が正面からぶつかる。
黒田は箱根駅伝でも存在感を示してきたランナーで、スピードと持久力のバランスに優れるタイプだ。
8.5kmという距離は、自ら動いて展開を作ることも、集団勝負に徹することも可能で、黒田の特徴が最も生きる区間と言える。
岡山県にとって3区は、「差を詰める」「流れを一気に引き寄せる」このどちらも狙える重要な局面である。黒田朝日の走り次第で、この大会の勢力図が大きく動く可能性は十分にある。
池田 勘汰(中国電力)|7区・13.0km
最終7区を任されるのは、池田勘汰。13.0kmのロング区間は、スタミナと持久力、そして精神的なタフさが求められる。
池田は中国電力に所属する実業団ランナーで、一定のペースを刻み続ける走りに長けている。派手な展開を作るタイプではないが、順位を守り、まとめ切る役割を確実に果たせるアンカーだ。
黒田朝日が3区で作った流れを、後半区間が大きく崩さずにつなぐことができれば、7区・池田にとっても戦いやすい展開となる。
岡山県の戦い方と勝ち筋
- 前半区間で大きな遅れを作らない
- 3区・黒田朝日で一気に勝負圏へ押し上げる
- 中盤から終盤を粘り、7区・池田勘汰で順位を確定させる
この「3区起点型」のレース設計は、岡山県が持つ戦力を最大限に生かす選択と言える。
2026年大会の岡山県は、優勝候補の“本命”とは言えないものの、黒田朝日という明確な切り札を持つダークホースとして、間違いなく大会の鍵を握る存在である。
青山学院大学の注目選手|3区に集中する全国区のキーマンたち
青山学院大学は、ひろしま男子駅伝2026においても、全国各地の勝負区間に主力選手を送り込む大学である。とくに今大会は、3区(8.5km)に青学勢が複数配置されている点が大きな特徴だ。
出身県ごとに分かれて戦う都道府県対抗駅伝において、これだけ多くの青学選手が要所を担う大学は他にない。大会の流れそのものに、青学大の影響が及ぶ構図となっている。
黒田 朝日|岡山県・3区(8.5km)
岡山県3区を任されるのが、黒田朝日である。3区は大会序盤で最初に訪れるエース区間であり、この区間の走りがレース全体の勢力図を左右する。
黒田は箱根駅伝でも存在感を示してきたランナーで、スピードと持久力のバランスが非常に高い。8.5kmという距離設定は、自ら仕掛けることも、集団内で勝負することも可能で、黒田の強みが最も生きる舞台と言える。
岡山県にとっては、「勝負圏へ押し上げる」役割を一手に担う存在であり、黒田朝日の走り次第で、上位争いに一気に加わる展開も十分に考えられる。
宇田川 瞬矢|埼玉県・3区(8.5km)
埼玉県の3区を務めるのが、宇田川瞬矢である。集団対応力に優れ、無理なく順位を押し上げることができるタイプだ。
前半区間で作られた流れを崩さず、上位集団へ滑り込む役割が期待される。
佐藤 有一|東京都・3区(8.5km)
東京都3区にエントリーされている佐藤有一も、青学大の3区要員の一人である。ハイペースへの適応力が高く、大きなタイムロスを防げる安定型だ。
上野山 拳士朗|和歌山県・3区(8.5km)
和歌山県3区を担うのが上野山拳士朗。粘り強い走りが持ち味で、県を背負う区間に適した堅実なタイプである。新しい戦力に期待がかかる。
飯田 翔大|鹿児島県・3区(8.5km)
鹿児島県3区には飯田翔大がエントリー。ロード耐性に優れ、展開変化のある区間でも崩れにくい選手だ。
佐藤 愛斗|宮崎県・7区(13.0km)
3区だけでなく、最終7区(13.0km)にも青学勢がいる。宮崎県アンカーを務める佐藤愛斗は、淡々と距離を刻めるスタミナ型のランナーで、終盤をまとめる役割が期待される。
補欠に控える層の厚さ
- 平松 享祐|愛知県・補欠A(社会人/学生)
- 折田 壮太|兵庫県・補欠A(社会人/学生)
補欠にも大学駅伝経験者が名を連ねており、青山学院大学の層の厚さを象徴している。
3区を巡る“青学同士”と他大学との攻防
2026年大会の3区は、
- 黒田 朝日(岡山)
- 宇田川 瞬矢(埼玉)
- 佐藤 有一(東京)
- 上野山 拳士朗(和歌山)
- 飯田 翔大(鹿児島)
と、複数の青学大選手が同時に走る可能性がある。これは都道府県対抗駅伝ならではの光景であり、見応えのあるポイントだ。
同じ大学で切磋琢磨してきた選手同士が、別々の県のタスキを背負って正面からぶつかる。ひろしま男子駅伝2026において、青山学院大学は大会の【裏の主役】と言ってよい存在である。
よくある質問(FAQ)
- Q都道府県対抗男子駅伝とはどんな大会ですか?
- A
全国47都道府県が代表チームを組み、中学生・高校生・大学生・社会人が同じタスキをつなぐ駅伝大会です。年齢や所属を超えた混成チームで戦うことが最大の特徴で、育成と真剣勝負の両面を併せ持つ大会として毎年注目されています。
- Qどんな区間構成になっていますか?
- A
全7区間・48.0kmで行われ、区間ごとの担当は以下の通りです。特に3区(8.5km)と7区(13.0km)は距離が長く、優勝争いの流れを決定づける重要区間とされています。
- 1区・4区・5区:高校生
- 2区・6区:中学生
- 3区・7区:大学生・社会人
- Qふるさと制度(ふるさと競技者制度)とは何ですか?
- A
ふるさと制度とは、社会人・大学生選手に限り、出身中学校または出身高校のある都道府県から出場できる制度です。現在の所属(大学・実業団)とは異なる都道府県でも、「ふるさと代表」として出場できるのが特徴です。
- Qふるさと制度で何人まで起用できますか?
- A
1チームにつき、ふるさと制度の選手は「1区間のみ」起用可能です。複数のふるさと選手を同時に走らせることはできず、3区または7区のどちらか1区間限定での起用となります。
- Qふるさと制度はなぜ設けられているのですか?
- A
この制度は、有力大学・実業団が集中する地域、地方との戦力差を和らげ、47都道府県がより公平に競えるようにすることを目的としています。その結果、地方県にも箱根駅伝経験者や実業団エース級選手が入り、毎年接戦や逆転劇が生まれやすくなっています。
- Qふるさと制度は勝敗にどのくらい影響しますか?
- A
影響は非常に大きいです。とくに3区・7区でふるさと選手が好走すると、中盤で一気に上位へ浮上、終盤で逆転・逃げ切りが成立、といった展開が起こりやすくなります。そのため、優勝予想をする際は「どの県が、どの選手をふるさと制度で起用するか」が重要なポイントになります。
- Q所属と出場都道府県が違うのはなぜですか?
- A
これは、ふるさと制度を利用しているためです。大学や実業団の所属先ではなく、出身中学・高校のある都道府県を代表して走っているケースがあるため、所属と都道府県が一致しないことがあります。
- Q大会当日のオーダーはいつ分かりますか?
- A
正式な区間オーダーは、大会直前〜当日朝に確定します。エントリー選手から当日のコンディションや戦略を踏まえて決定されるため、予想と異なる配置になる場合もあります。
勝つのはエースか、総合力か。答えは広島の48キロにある。ひろしま男子駅伝2026

ひろしま男子駅伝(都道府県対抗男子駅伝)2026は、大学駅伝や実業団駅伝とは異なる、「県の総合力」が問われる大会である。
高校生・中学生・大学生・実業団選手が同じタスキをつなぐ中で、3区・7区の一般区間が流れを動かし、高校生区間の安定感が最終順位を大きく左右する。その構図は、どの年も変わらない。
2026年大会では、長野県を軸に、京都・兵庫・埼玉・福岡・広島が優勝争いと入賞圏を形成し、その中で岡山県・黒田朝日がレースの勢力図を揺さぶる存在となっている。とりわけ3区に各県のエースが集結する今年は、大会序盤から目の離せない展開となるだろう。
箱根駅伝の余韻をそのままに、大学・実業団・次世代が交差する唯一無二の舞台。
ひろしま男子駅伝2026は、走りの「結果」だけでなく、その「過程」と「構図」を味わうことで、より深く楽しめる大会である。
それぞれの県の誇りと戦略がぶつかる一日に、ぜひ注目したい。

