渥美半島を駆け抜ける熱戦!ニューイヤー駅伝への切符を懸けた中部・北陸の頂上決戦

第65回中部・第55回北陸実業団駅伝2025が、11月9日、愛知県田原市で開催されます。
ニューイヤー駅伝への出場権を懸けたこの大会は、トヨタ紡織、愛三工業、YKKなど強豪チームが集結し、渥美半島の風を切る白熱の戦いが予想されます。
この記事では、優勝候補の分析、注目選手の紹介、そして区間エントリー予想まで徹底解説。駅伝ファン必見の情報をお届けします!
大会概要
大会名
第65回中部・第55回北陸実業団対抗駅伝競走大会
第70回全日本実業団対抗駅伝競走大会予選会(ニューイヤー駅伝予選)
開催日
2025年11月9日(日) 午前9:00スタート ~ 午後1:00頃フィニッシュ
開催地
愛知県田原市・渥美半島
大会の位置づけ
中部・北陸の企業チームが ニューイヤー駅伝(群馬・元日開催)への出場権を懸けて競う重要な予選大会。
中部上位6チーム、北陸上位2チームに出場権が与えられます(記念枠あり)。
ライブ配信情報
配信チャンネル
CBCスポーツ公式チャンネル(YouTube)
配信日時
2025年11月9日(日) 8:30~
スタート時間:9:00
コース概要
総距離
80.5km(7区間)
スタート・フィニッシュ
はなとき通り(田原市中心部)
折り返し地点
保美交差点
区間詳細
- 第1区:はなとき通り → 白谷海浜公園(12.0km)
- 第2区:白谷海浜公園 → サンテパルクたはら(8.3km)
- 第3区:サンテパルクたはら → 旧伊良湖岬小学校(12.2km)
- 第4区:旧伊良湖岬小学校 → 旧伊良湖岬小学校(15.5km)
- 第5区:旧伊良湖岬小学校 → サンテパルクたはら(12.2km)
- 第6区:サンテパルクたはら → 白谷海浜公園(8.5km)
- 第7区:白谷海浜公園 → はなとき通り(11.8km)
特徴
- 渥美半島の海風が選手を試すタフなコース
- 4区(15.5km)は最長区間で、勝負の分かれ目
- 2区は外国人選手が走れるエース区間
出場チーム中部実業団(9チーム)順位予想
1位:トヨタ紡織(愛知・刈谷市)
- 昨年の中部王者。エース羽生拓矢を中心にスピード型布陣。外国人選手マル・イマニエルも登録。
- 特徴:序盤から攻める積極的なレース展開が得意。
2位:トヨタ自動車(愛知・田原市)
- ニューイヤー駅伝3位の強豪。吉居大和、西山雄介、服部勇馬ら日本トップ級が集結。
- 特徴:総合力で圧倒的。4区・7区で勝負を決める布陣が予想。
3位:トーエネック(愛知・名古屋市)
- 河合代二、竹内大地らベテランと若手のバランス型。
- 特徴:粘り強い走りで上位争い常連。
4位:愛知製鋼(愛知・東海市)
- 秋山清仁、坂本佳太ら安定感あるメンバー。
- 特徴:中盤区間での粘りが強み。
5位:NTN(三重・桑名市)
- ウィルソン・レマンガレを擁するスピード型。
- 特徴:2区で爆発力を発揮。
6位:愛三工業(愛知・大府市)
- 新家裕太郎(3000m障害アジア選手権2位)を中心に勢いあり。
- 特徴:若手主体で攻撃的な布陣。
次点:中央発條(愛知・名古屋市)
- 小野田勇次ら経験豊富な選手が揃う。
- 特徴:後半区間での粘り強さ。
次点:御殿場滝ヶ原自衛隊(静岡)
- 長距離に強い自衛隊チーム。
- 特徴:スタミナ勝負で後半に強い。
次点:Infinity Athlete & Running Club(愛知・刈谷市)※クラブチーム
- ニューイヤー駅伝出場権対象外。
- 特徴:個人力で見せ場を作る。
中部実業団駅伝の過去5大会の優勝と2位チーム
過去5年はトヨタ自動車とトヨタ紡織の2強時代
2024年
優勝:トヨタ紡織
2位:トヨタ自動車
2023年
優勝:トヨタ自動車
2位:トヨタ紡織
2022年
優勝:トヨタ自動車
2位:トヨタ紡織
2021年
優勝:トヨタ紡織
2位:トヨタ自動車
2020年
優勝:トヨタ自動車
2位:トヨタ紡織
出場チーム北陸実業団(4チーム)順位予想
1位:YKK(富山・黒部市)
- 森山真伍、綱島辰弥ら実力者揃い。
- 特徴:駅伝経験豊富で安定感抜群。
2位:セキノ興産(新潟・見附市)
- 狩野琢巳らを中心に粘り強い走り。
- 特徴:中盤区間での勝負に強い。
次点:Finth(富山・黒部市)※クラブチーム
- ニューイヤー駅伝出場権対象外。
- 特徴:個人力で区間上位を狙う。
次点:高田自衛隊(新潟・上越市)
- スタミナ型の布陣。
- 特徴:後半区間で粘りを見せる。
北陸実業団駅伝の過去5大会の優勝と2位チーム
YKKが圧倒的な強さで5連覇。セキノ興産が常に2位で、全国出場権を確保する構図が続いている。
2024年
優勝:YKK
2位:セキノ興産
2023年
優勝:YKK
2位:セキノ興産
2022年
優勝:YKK
2位:セキノ興産
2021年
優勝:YKK
2位:セキノ興産
2020年
優勝:YKK
2位:セキノ興産
トヨタ自動車の注目選手
吉居大和
箱根駅伝1区区間記録保持者で、社会人ルーキーながら圧倒的なスピードを誇る。最長区間4区での起用が濃厚で、勝負の鍵を握る存在。
服部勇馬
ニューイヤー駅伝優勝経験を持つベテラン。安定感抜群で、6区や7区など後半区間でチームを支える役割が期待される。
西山雄介
トヨタ自動車の主力ランナー。ハーフマラソンで好記録を持ち、3区や5区で流れを作る可能性が高い。
サムエル・キバティ(外国人)
2区での起用が濃厚。ハイペースで区間賞候補筆頭。トヨタ自動車の勝利に直結するキーマン。
トヨタ紡織の注目選手
羽生拓矢
チームの絶対的エース。昨年の中部予選でも圧巻の走りを見せ、最長区間4区での起用が濃厚。トヨタ自動車・吉居大和との直接対決が最大の見どころ。
服部大暉
前回大会で4区区間2位の実力者。今回は3区や5区で勝負を託される可能性が高く、安定感と粘り強さが光る。
マル・イマニエル
2区での起用が濃厚。爆発的なスピードで区間賞候補筆頭。トヨタ自動車・キバティとのハイレベルなバトルが必見。
トーエネックの注目選手
竹内大地
ニューイヤー駅伝では1区や2区を経験。2025年は1区で17位(34分57秒)と安定した走り。スピードとスタミナのバランスが良く、序盤区間で流れを作る役割に適任。近年も5000mで13分40秒前後を記録し、調子は安定。
河合代二
ニューイヤー駅伝では4区・3区を中心に出場。2025年は3区で16位(44分25秒)と粘り強い走り。トラックからマラソンまで幅広く対応できる万能型。チームの精神的支柱であり、後半区間で安定感を発揮。
MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)出場経験あり、世界大会を視野に入れる実力者。
愛知製鋼の注目選手
坂本佳太
箱根駅伝では1区・10区を経験(最高8位)。ニューイヤー駅伝では複数区間を担当し、2025年は6区で20位(34分28秒)と安定した走り。チームの総合力を支えるベテラン。
秋山清仁
箱根駅伝6区で2年連続区間新記録(2016・2017年)、大会MVP「金栗四三杯」受賞。ニューイヤー駅伝では主力として複数区間を担当。2025年は2区(21.9km)を走行。「下りのスペシャリスト」として知られ、ロード適性が高い。
エース格として2区や4区で勝負を託される可能性大。マラソンで培ったスタミナが武器。
YKKの注目選手
森山真伍
チームの主力で、10000mで27分台を記録する実力者。3区や4区など長距離区間で安定感抜群。駅伝経験豊富で、勝負どころで力を発揮するタイプ。
綱島辰弥
昨年1区区間賞を獲得したスピードランナー。序盤で流れを作るキーマンであり、今年も1区起用が濃厚。
セキノ興産の注目選手
狩野琢巳
チームの主力で、駅伝経験豊富。序盤区間で安定した走りを見せるタイプで、1区や3区で流れを作る役割が期待されます。
鈴木大海
昨年の大会で5区区間新記録を樹立した実力者。今回も同区間での起用が濃厚で、後半戦のキーマン。
ジェームス・ムオキ(外国人)
2区での起用が濃厚。爆発的なスピードで区間賞候補筆頭。YKKのJonathan Ndikuとの直接対決が最大の見どころ。
区間エントリー予想
トヨタ紡織
1区:聞谷賢人
2区:マル・イマニエル
3区:服部大暉
4区:羽生拓矢
5区:藤曲 寛人
6区:西澤 侑真
7区:下史典
トヨタ自動車
1区:野村 優作
2区:サムエル・キバティ
3区:西山雄介
4区:吉居大和
5区:服部勇馬
6区:佐藤敏也
7区:田中秀幸
トーエネック(簡略予想)
1区:竹内大地
2区:慣例は外国人選手
3区:河合代二
4区:主力選手(河合代二の可能性も)
5区:中堅選手
6区:若手スピード型
7区:竹内大地(再起用の可能性)またはベテラン
愛知製鋼(簡略予想)
1区:坂本佳太
2区:慣例は外国人選手
3区:秋山清仁
4区:主力選手(秋山の可能性も)
5区:中堅選手
6区:若手スピード型
7区:坂本佳太(再起用の可能性)またはベテラン
YKK
1区:綱島辰弥
2区:Jonathan Ndiku
3区:森山真伍
4区:細森大輔
5区:丸山幸輝
6区:鈴木大貴
7区:荻原陸斗
セキノ興産
1区:狩野琢巳
2区:ジェームス・ムオキ
3区:鈴木大海
4区:渡辺一輝
5区:佐藤慎巴
6区:杉岡 洸樹
7区:渡邉 正紀
おすすめ観戦スポット
スタート&フィニッシュ:はなとき通り(田原市中心部)
- 見どころ:選手のスタートダッシュとゴールの瞬間を間近で見られる。
- アクセス:田原駅から徒歩圏内。駐車場は周辺の公共施設を利用。
- おすすめ理由:応援団やメディアが集まり、雰囲気が最も盛り上がる。
1区中間地点:白谷海浜公園
- 見どころ:海沿いの景色と選手のスピード感。序盤の駆け引きが楽しめる。
- アクセス:国道42号沿い、駐車場あり。
- おすすめ理由:渥美半島の自然を満喫しながら観戦できる。
2区・3区中継所:サンテパルクたはら
- 見どころ:外国人選手が走る2区のゴール&3区のスタート。区間賞争いが激しい。
- アクセス:田原市街から車で約15分。駐車場完備。
- おすすめ理由:選手の交代シーンを間近で見られる人気スポット。
折り返し地点:旧伊良湖岬小学校付近
- 見どころ:4区(最長区間)での勝負どころ。エース対決が見られる可能性大。
- アクセス:伊良湖岬方面、観光地と併せて楽しめる。
- おすすめ理由:海風とアップダウンで選手の表情が変わるタフな区間。
アンカー区間:白谷海浜公園~はなとき通り
- 見どころ:ゴールに向けたラストスパート。順位争いが白熱。
- アクセス:田原市街地に戻るので観戦後の移動も便利。
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第65回中部・第55回北陸実業団駅伝は、ニューイヤー駅伝への切符を懸けた熱い戦いです。
トヨタ自動車とトヨタ紡織の頂上決戦、YKKの独走とセキノ興産の挑戦、そして各チームの戦略と選手の意地が交錯する渥美半島。あなたも沿道やライブ配信で、この瞬間を一緒に見届けませんか?
駅伝の醍醐味は、最後まで何が起こるかわからないこと。ゴールの瞬間まで目が離せません!
