区間予想から優勝候補まで、駅伝ファン必見の完全展望!

東日本実業団駅伝2025が、熊谷スポーツ文化公園を舞台に開催されます。ニューイヤー駅伝への出場権を懸け、東日本のトップ実業団チームが激突。
本記事では、優勝候補チームの戦力分析、注目選手の紹介、そして区間エントリー予想を徹底解説します。
吉田祐也、太田蒼生、鶴川正也、平林清澄ら、駅伝ファン必見のランナーたちの走りに注目です!
結果速報
1位
ロジスティード
2位
GMOインターネットグループ
3位
SUBARU
4位
サンベルクス
5位
JR東日本
6位
M&Aベストパートナーズ
東日本実業団駅伝2025の概要
大会名
第66回 東日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝東日本予選)
開催日・スタート時刻
2025年11月3日(月・祝)
1部:8:00スタート(7区間)
2部:13:00頃スタート予定(5区間)
開催地・コース
埼玉県熊谷スポーツ文化公園
- スタート&フィニッシュ:熊谷スポーツ文化公園陸上競技場
- 公園内特設周回コースを使用
- 1部:7区間・総距離74.6km
- 1区:13.1km
- 2区:8.2km(外国人可)
- 3区:16.4km
- 4区:8.2km
- 5区:8.2km(外国人可)
- 6区:8.2km
- 7区:12.3km
- 2部:5区間・総距離28.7km
出場チーム(1部・抜粋)
GMOインターネットグループ、Honda、富士通、SUBARU、ロジスティード、ヤクルト、サンベルクス、花王、JR東日本、コニカミノルタなど強豪が集結。
大会の位置づけ
- 元日の「ニューイヤー駅伝」出場権を懸けた東日本地区予選
- 上位12チームが出場権獲得
- 今年は記念大会特例で「13位が12位と10分以内」なら追加枠あり。
放送・配信
- TBS特番:11月3日(月・祝)15:00~(録画ハイライト)
- ライブ速報:大会公式サイトで随時更新。
ニューイヤー駅伝への出場条件
ニューイヤー駅伝(全日本実業団対抗駅伝)は、元日の群馬県で開催される実業団駅伝日本一決定戦です。本戦に出場するためには、以下の条件を満たす必要があります。
基本条件
- 日本実業団陸上競技連合に「企業チーム」として登録されていること。
- チームの選手は、その企業に所属(勤務)している男子競技者で構成されること。
- 外国人選手は 1チームにつき1名まで、かつ 第2区のみ出場可能。
出場権獲得方法
- 6地区予選会(東日本・中部・北陸・関西・中国・九州)で上位入賞すること。
- 各地区の予選会は毎年11月に開催され、順位に応じて本戦出場枠が割り当てられます。
出場枠の仕組み
- ニューイヤー駅伝の出場枠は 全37チーム。
- 基礎枠:6枠(各地区に1枠ずつ)
- 実績枠:30枠(前年大会で30位以内に入ったチーム数に応じて地区に配分)
- 追加枠:1枠(前年大会の平均順位が最も良い地区に付与)。
東日本地区の枠(2026大会)
- 東日本は前年大会で好成績を収めたため、12枠+条件付き1枠(記念大会特例)。
- 条件付き枠は「13位が12位と10分以内」の場合に追加されます。
シード権について
かつては上位15位にシード権がありましたが、現在は廃止され、全チームが予選会から出場する方式です。
優勝候補チームの戦力分析
今年の東日本実業団駅伝は、富士通・Honda・GMOインターネットグループの「三強」に、SUBARU・ロジスティードが挑む構図です。以下、主要チームの戦力を詳しく見ていきます。
GMOインターネットグループ
前回大会優勝チーム。今年も強力布陣で連覇を狙います。序盤から攻める布陣。太田・鶴川の加入で国内区間の層がさらに厚くなり、連覇の可能性は非常に高い。
注目は吉田祐也(大阪マラソン2時間06分37秒)。スピードとマラソン実績を兼ね備え、1区で流れを作る可能性大。マラソンで世界レベルの記録を持つ絶対的エース。
太田蒼生:箱根駅伝で区間賞を獲得したスピードランナー。1区や4区で流れを作る可能性。
鶴川正也:トラックで安定した成績を残す選手。中盤区間での粘り強さが武器。
Honda
ニューイヤー駅伝準優勝チーム。安定感ある布陣で東日本でも上位争い。
森凪也(世界陸上5000m代表)、小山直城(パリ五輪マラソン代表)が軸。
イェゴン・ヴィンセント(箱根駅伝区間記録保持者)を外国人区間に起用予定。
戦力評価:総合力型。序盤で崩れなければ優勝争いに絡む。
SUBARU
三浦龍司(3000m障害日本記録保持者)が加入し、スピード強化。
清水歓太、山本唯翔らロード適性の高い選手も揃う。
戦力評価:中位安定。上位進出には序盤で流れを掴む必要あり。
ロジスティード
平林清澄(國學院大卒)、市田宏らが加入し、戦力アップ。
外国人選手も起用可能で、インターナショナル区間で勝負できる。
戦力評価:ダークホース。条件次第でシード圏内も狙える。
総合評価
- 本命:GMOインターネットグループ
- 対抗:富士通、Honda
- 穴:SUBARU、ロジスティード
注目選手紹介
吉田祐也(GMOインターネットグループ)
- 東京世界陸上マラソン代表、日本歴代3位の記録保持者。
- 東京農業大学第三高等学校、青山学院大学教育人間科学部教育学科卒業。
- マラソンで培った持久力と駅伝経験を武器に、1区や3区など長距離区間で主導権を握る存在。
- チームの連覇を狙う上で、絶対的なエース。
平林清澄(ロジスティード)
平林清澄は、國學院大学時代に箱根駅伝で活躍し、実業団入り後も着実に力を伸ばしている注目ランナーです。福井県立美方高等学校卒
昨年は大阪マラソンで初挑戦ながら優勝という快挙を達成し、長距離適性の高さを証明しました。
今大会では、ロジスティードのエースとして3区や7区などの長距離区間で勝負を託される可能性が高く、チームのシード権獲得に向けたキーマンとなります。
持ち味は、粘り強い走りと終盤のスピード維持力。駅伝ファンにとって、彼の走りは必見です。
太田蒼生(GMOインターネットグループ)
太田蒼生は、青山学院大学時代に箱根駅伝で区間賞を獲得した実績を持つ、スピードと安定感を兼ね備えたランナーです。福岡県の大牟田高校卒
実業団1年目ながら、トラック・ロードの両方で高水準の走りを見せており、駅伝適性は抜群。今大会では、4区や中盤のスピード区間で起用される可能性が高く、チームの流れを維持する重要な役割を担います。
持ち味は、序盤から積極的に仕掛ける攻撃的な走りと、ラストスパートの切れ味。GMOの連覇に向けて、太田の走りは大きなカギとなるでしょう。
鶴川正也(GMOインターネットグループ)
鶴川正也は、青山学院大学出身でトラック競技において高い実績を誇るランナーです。5000m・10000mで安定した記録を残しており、スピードと持久力のバランスが取れた選手。九州学院高等学校卒業
今大会では、6区や中盤の区間で起用される可能性が高く、チームのリズムを崩さない安定感が魅力です。
持ち味は、ペースメイクの巧さと終盤の粘り強さ。GMOの連覇を支える重要なピースとして、鶴川の走りに注目が集まります。
三浦龍司(SUBARU)
三浦龍司は、3000m障害で日本記録保持者、そして世界陸上入賞経験を持つトップアスリートです。京都洛南高校、順天堂大学卒
トラック競技で培ったスピードと、障害種目で鍛えた持久力・リズム感は駅伝でも大きな武器。今大会では、エース区間の3区(16.4km)で起用される可能性が高く、SUBARUの上位進出に欠かせない存在です。
持ち味は、序盤から積極的に仕掛ける攻撃的な走りと、ラストまで崩れない安定感。駅伝ファンにとって、三浦の走りは見逃せません。
四釜峻佑(ロジスティード)
東日本実業団駅伝2025で3区の区間賞を獲得し、チーム初優勝の立役者となった注目ランナーです。
- 2001年1月7日(24歳)
- 山形中央高校、順天堂大学
- ロジスティード陸上部キャプテン
- ハーフマラソン:1時間00分41秒(2024年全日本実業団ハーフで優勝)
ロジスティードは2区終了時点で8位でしたが、四釜選手が3区で首位奪取。サンベルクス吉田響、GMO太田蒼生ら強豪ルーキーとの競り合いを制し、区間賞で流れを変えました。チームはそのまま独走し、東日本実業団駅伝初優勝を達成。
区間エントリー
区間エントリー提出締切は11月1日正午、公式発表は大会当日(11月3日)朝、大会当日(11月3日朝)に認められるのは補員との交代のみで、区間の入れ替えは不可。
GMOインターネットグループ
- 1区(13.1km):今江勇人
- 2区(8.2km・外国人可):テモイマイケル
- 3区(16.4km):太田蒼生
- 4区(8.2km):嶋津雄大
- 5区(8.2km・外国人可):吉田圭太
- 6区(8.2km):鈴木塁人
- 7区(12.3km):小野知大
補欠:岸本大紀、林奎介、吉田祐也、児玉真輝、小原響、鶴川正也、ムルワ フィリップ
Honda
- 1区:中野翔太
- 2区:イェゴンヴィンセント
- 3区:吉田礼志
- 4区:小袖英人
- 5区:久保田徹
- 6区:小山直城
- 7区:木村慎(安定感あるアンカー)
補欠:荒井七海、中山顕、伊藤達彦、森凪也、丹所健、西川千青、ベナードランガット
富士通
- 1区:伊豫田達弥
- 2区:キメリベナード
- 3区:篠原倖太朗
- 4区:塩尻和也
- 5区:塩澤稀夕
- 6区:平林樹
- 7区:小澤大輝
補欠:中村匠吾、潰滝大記、椎野修羅、飯田貴之、中村風馬、高槻芳照、コセンダニエル
SUBARU
- 1区:小林歩
- 2区:RONO SHADRACK
- 3区:山本唯翔
- 4区:並木寧音
- 5区:鈴木勝彦
- 6区:長田駿佑
- 7区:清水歓太
補欠:照井明人、森田佳祐、梶谷瑠哉、川田裕也、三浦龍司、砂田晟弥
ロジスティード
- 1区:富田峻平
- 2区:GIDEON KIPKERTICH RONOH
- 3区:四釜峻佑
- 4区:藤本珠輝
- 5区:海老澤憲伸
- 6区:村松敬哲
- 7区:平林清澄
補欠:細谷翔馬、山谷昌也、市田宏、前田将太、Richard Kimunyan、北村 光
東日本実業団対抗駅伝のエピソード
千葉から埼玉への舞台変更(2007年)
かつて大会は千葉ニュータウン(印西市)で開催されていましたが、交通事情などの問題から2007年に埼玉県へ移転。
移転後は「彩の国 実業団駅伝」という愛称で親しまれ、現在の熊谷スポーツ文化公園周回コースが舞台となっています。
箱根駅伝スターの登場
東日本地区は箱根駅伝経験者が多く、青山学院・駒澤・東洋などの大学出身選手が実業団で再び激突。
近年では、吉田祐也(GMO)、太田蒼生(GMO)、森凪也(Honda)、塩尻和也(富士通)など、箱根で名を馳せた選手が主役を担っています。
名勝負:富士通 vs Honda vs GMO
2018~2020年は富士通が圧倒的な強さで3連覇。2024年大会ではGMOインターネットグループが初優勝し、Hondaや富士通を抑えて新時代の到来を告げました。この大会は「1区から首位を譲らない完封リレー」で、駅伝ファンに強烈な印象を残しました。
コロナ禍での大会運営(2020・2021年)
公道使用を避け、熊谷スポーツ文化公園内の周回コースで開催。通常の沿道応援ができない中、選手たちは静かな環境で記録を狙う異例の大会となりました。
東日本の覇者は誰だ?ニューイヤー駅伝への切符を懸けた熱戦が幕を開ける!
東日本実業団駅伝2025は、ニューイヤー駅伝への出場権を懸けた熾烈な戦いです。GMOインターネットグループの連覇なるか、富士通・Hondaの逆襲か、それともSUBARUやロジスティードの台頭か。
区間エントリーの発表とレース本番で、予想がどこまで的中するかも楽しみの一つです。最新情報や結果速報は大会公式サイトでチェックしつつ、駅伝ファンならこの熱戦を見逃せません!




