【英検1級2025年6月】本試験のリアル受験体験記:語彙・要約・時間配分のコツとは?

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6月の英検1級はなぜ受けやすい?本試験の空気感と時間配分のリアルをお届け

【英検1級2025年6月】本試験のリアル受験体験記:語彙・要約・時間配分のコツとは?

2025年6月1日、2025年度第1回英検1級の本試験を受験してきました。

前回の1月試験と比べて、今回は明らかに受験者が多く、やはり6月は受けやすいタイミングなのかもしれません。会場には英検2級の受験者も多く、S-CBTではなく「本試験会場」を選ぶ人がまだまだ多い印象を受けました。

今回の試験では、要約英作文に時間をとられました。時間もギリギリで、改めて英検1級の難しさと、事前の時間配分の重要性を痛感しました。

この記事では、当日の会場の様子から各セクションの感想、そしてこれから受験する方へのアドバイスまで、リアルな体験をもとにお届けします。

はじめに:2025年度第1回 英検1級を受験してみて

6月試験の特徴と「受けやすさ」について

2025年6月1日、英検1級の本試験を受験してきました。今回の試験は、2025年度第1回にあたるもので、例年通り6月に実施されました。実際に会場に足を運んでみて感じたのは、「やはり6月の試験は受けやすい」ということです。

まず、受験者数が多かったのが印象的でした。前回の1月試験と比べても、明らかに会場の熱気が違い、特に英検2級の受験者が多く見られました。これは、進学や就職、留学準備など、年度初めのタイミングで資格を取得しておきたいというニーズが高まる時期であることが背景にあると考えられます。

また、6月は気候的にも比較的安定しており、体調管理がしやすい季節です。年度初めの忙しさが落ち着いたタイミングでもあるため、学習のペースを整えやすく、試験に集中しやすいというメリットもあります。

さらに、英検2級の試験では、S-CBT(コンピュータベースの試験)ではなく、本試験会場での受験を選ぶ人が依然として多いことも印象的でした。自宅と違うパソコン環境や操作に不安を感じる人にとって、慣れた紙ベースの試験形式は安心感があるのかもしれません。

こうした背景から、6月の英検は「受けやすい」と感じる受験者が多く、実際にその傾向が数字にも表れているのではないかと思います。

試験当日の流れと会場の様子

多様な受験者層と、張り詰めた空気

英検1級というと、大学生や社会人が中心というイメージを持たれるかもしれませんが、実際には高校生のような若い受験者から、60代・70代と思われる方まで、本当にさまざまな年代の方が受験していました。男女比も偏りはなく、男性・女性ともにバランスよく参加していた印象です。

英検1級の受験の目的もきっと多様で、進学や就職、職場での昇進、自己研鑽、あるいは純粋な語学力の挑戦として受けている方も多いのだろうと感じました。会場では静かに単語帳を見直す人、ミネラルウォーターを飲んで気持ちを整える人、目を閉じて集中している人など、それぞれが自分のスタイルで試験に臨んでいる様子が印象的でした。

会場全体には、活気というよりも、張り詰めたような緊張感が漂っていて、「この試験に集中している」という空気がひしひしと伝わってきました。英検1級という試験の重みと、それに挑む人々の真剣さを肌で感じることができた瞬間でした。

語彙問題

過去問中心の演習が効果的だった理由

語彙問題は、英検1級の中でも特に難易度が高く、受験者の語彙力がストレートに試されるセクションです。今回の試験でも、語彙問題に約20分を費やすことになり、落ち着いて得点を稼ぐことができました。

そんな中で、過去問題を中心に演習しておいたことは非常に効果的だったと感じています。英検1級の語彙問題は、単に単語の意味を知っているだけではなく、文脈の中での使い方や、類義語との微妙なニュアンスの違いを理解しているかが問われます。そのため、実際の出題形式に慣れておくことが、得点力を高めるうえで不可欠です。

特に、語彙問題だけを集中して解く時間を設けることで、ひっかけ選択肢の特徴が見えてきます。スピードと精度の両方を鍛えることができました。過去問演習は、単なる知識の確認ではなく、実戦力を養うトレーニングとして非常に有効だったと実感しています。

要約英作文

難しかったポイントと、時間配分の反省

今回の英検1級で最も難しく感じたのが、要約英作文でした。英文を読み取り、要点を的確にまとめたうえで、自然な英語で表現するというこのセクションは、語彙力・読解力・構成力のすべてが求められます。

特に今回は、要約に時間をかけすぎてしまったことが大きな反省点です。本文の内容を正確に把握しようとするあまり、細部まで読み込んでしまい、要約文の構成に時間がかかってしまいました。その結果、後半の意見論述(エッセイ)に割ける時間が足りなくなってしまったのです。

英検1級のライティングでは、要約と意見論述の両方が採点対象となるため、どちらかに偏りすぎると全体の得点に響きます。今回は、要約に集中しすぎたことで、エッセイの構成がやや雑になり、論理展開や文法の精度にも影響が出たと感じています。

この経験から学んだのは、「完璧な要約」よりも「バランスの取れた時間配分」のほうが、結果的に高得点につながるということです。今後は、要約にかける時間を15分以内に収めることを目標にし、残りの時間をエッセイにしっかり使えるようにしたいと思います。

英検1級はやっぱり挑戦しがいがある!

【英検1級2025年6月】本試験のリアル受験体験記:語彙・要約・時間配分のコツとは?

英検1級の試験を終えてまず感じたのは、大きな達成感でした。試験中は語彙や要約英作文に苦戦し、時間との戦いでもありましたが、それだけに終わったあとの充実感はひとしおです。

英検1級は、単なる語学試験ではなく、自分の英語力を総合的に試される挑戦の場です。語彙力、読解力、論理的思考力、リスニング力、そして表現力。すべてをバランスよく鍛えてこそ、合格に近づける試験だと改めて実感しました。

また、英検の良いところは、問題冊子を持ち帰れる点です。試験後に自宅でじっくりと見直しができるため、今回の反省点をもとに、次回に向けた対策を立てやすいのも大きなメリットです。自分の弱点を客観的に把握し、次のステップへとつなげることができます。

英検1級は決して簡単な試験ではありませんが、だからこそ、挑戦する価値があると心から思います。これから受験を考えている方には、ぜひ一歩踏み出してみてほしいです。努力の先には、確かな成長と自信が待っています。