- ポスト高島を巡る動きが本格化。福岡市長選2026の最新情勢をチェック!
- 福岡市長選挙2026の概要
- 立候補予定者説明会はいつ開催される?
- 福岡市長選挙2026の争点は?
- 福岡市長選挙2026の立候補予定者一覧
- 石丸伸二氏の動向にも注目が集まる
- 天神ビッグバンの今後はどうなる?
- 福岡市長選挙2026に関するよくある質問(FAQ)
- 福岡の未来を決める一戦へ。次の市長は誰になるのか。
ポスト高島を巡る動きが本格化。福岡市長選2026の最新情勢をチェック!

2026年11月15日に実施される福岡市長選挙は、4期16年にわたり市政を担ってきた高島宗一郎市長の退任により、大きな注目を集めています。現職不在の選挙となる見通しの中、後継候補や新たな顔ぶれに関心が高まっており、今後の動向から目が離せません。
本記事では、福岡市長選挙2026の日程や立候補を表明している人物、出馬が取り沙汰されている有力候補について、公開されている情報をもとに整理して紹介します。また、福岡市政の今後の争点や立候補者説明会についてもわかりやすく解説します。
「候補者は誰なのか?」「選挙はいつ行われるのか?」「今後どのような動きが予想されるのか?」と気になる方は、ぜひ最後までご覧ください。
福岡市長選挙2026の概要
2026年に実施される福岡市長選挙は、福岡市の今後4年間の市政運営を担うリーダーを選ぶ重要な選挙です。今回は2010年から4期16年にわたり市長を務めてきた高島宗一郎市長が次期市長選への不出馬を表明しており、現職不在の選挙となることから大きな注目を集めています。
福岡市は人口増加が続く全国有数の成長都市であり、都市開発や交通インフラ、住宅価格の高騰、子育て支援など多くの課題を抱えています。そのため、次の市長に誰が選ばれるのかは市民だけでなく、経済界や周辺自治体からも関心が寄せられています。
福岡市長選挙2026の日程は次のとおりです。
- 告示日:2026年11月1日(日)
- 投開票日:2026年11月15日(日)
- 期日前投票期間:2026年11月2日(月)~11月14日(土)
告示日から投開票日までの約2週間にわたり選挙戦が展開され、市民に向けて各候補者が政策やビジョンを訴えることになります。
今回の選挙では、すでに立候補を表明している候補者に加え、新たな候補者擁立の動きも注目されています。高島市政の路線を継承する候補が現れるのか、それとも新たな方向性を打ち出す候補が支持を広げるのかが大きな見どころとなりそうです。
立候補予定者説明会はいつ開催される?
福岡市長選挙2026の立候補予定者説明会の日程は、現時点では福岡市選挙管理委員会から発表されていません。
ただし、過去の選挙では告示日の約2~3週間前に開催されるケースが多く、前回の福岡市長選挙では2022年11月6日の告示に先立ち、同年10月21日に立候補予定者説明会が開催されました。
この傾向を踏まえると、2026年11月1日(日)が告示日となる今回は、2026年10月中旬から下旬頃に開催される可能性が高いとみられます。
立候補予定者説明会では、立候補の届出手続きや選挙運動に関するルール、選挙公報の作成方法、公費負担制度などについて説明が行われます。また、説明会への参加状況からは各陣営の動向をうかがうことができるため、選挙情勢を占う重要なイベントとしても注目されています。
特に今回は、高島宗一郎市長の不出馬により16年ぶりの現職不在選挙となるため、説明会への参加者数や顔ぶれが例年以上に注目を集める可能性があります。説明会に参加したからといって必ず立候補するわけではありませんが、新たな候補者の存在が明らかになるケースも少なくありません。
なお、正確な開催日時や会場については、今後福岡市選挙管理委員会から正式に発表される予定です。最新情報は福岡市の公式ホームページなどでご確認ください。
立候補届出関係書類の事前審査:10月23日(金) 午前9時30分から福岡市選挙管理委員室(福岡市役所議会棟6階)
立候補の届出:11月1日(日)[選挙期日の告示日]午前8時30分から午後5時まで福岡市役所15階研修室。ただし、午前10時以降は、福岡市選挙管理委員室(福岡市役所議会棟6階)
福岡市長選挙2026の争点は?
2026年の福岡市長選挙では、人口増加が続く福岡市の将来像を巡り、さまざまな政策課題が争点になるとみられています。特に、4期16年にわたって市政を担ってきた高島宗一郎市長が退任することで、これまでの市政運営を継続するのか、それとも新たな方向性を打ち出すのかが大きな焦点となりそうです。
都市開発・再開発の方向性
福岡市では「天神ビッグバン」や「博多コネクティッド」などの大規模再開発プロジェクトが進められてきました。オフィスや商業施設の整備によって企業誘致や雇用創出が進む一方で、開発偏重を懸念する声もあります。
次期市長には、成長戦略を継続するのか、それとも市民生活とのバランスを重視したまちづくりに舵を切るのかが問われることになりそうです。
住宅価格・家賃の高騰対策
福岡市は全国的にも人口増加が続く都市として知られていますが、その一方でマンション価格や家賃の上昇が課題となっています。
特に若年層や子育て世帯からは、「暮らしやすい福岡」を維持するための住宅政策を求める声もあります。今後は住宅供給のあり方や住環境整備について、各候補の考え方に注目が集まるでしょう。
子育て・教育環境の充実
若い世代の流入が多い福岡市では、子育て支援や教育環境の充実も重要なテーマです。
保育サービスの充実や待機児童対策、放課後児童クラブの整備、教育環境の向上など、市民生活に直結する政策が争点の一つになると考えられます。
交通インフラと利便性向上
人口増加や観光客の増加に伴い、交通インフラの整備も重要な課題です。
地下鉄やバスなどの公共交通機関の利便性向上に加え、高齢化社会を見据えた移動支援や交通渋滞対策なども議論される可能性があります。
高島市政の評価
今回の選挙では、16年間続いた高島市政そのものへの評価も大きな争点となりそうです。
都市の成長や企業誘致などを評価する声がある一方で、住宅価格の上昇や市民サービスのあり方などについてさまざまな意見があります。候補者が高島市政の路線を引き継ぐのか、改革を打ち出すのかによって選挙戦の構図も大きく変わる可能性があります。
今後の情勢にも注目
現時点では各候補者の公約や政策が出揃っていないため、実際の争点は今後の選挙戦を通じて明確になっていくとみられます。しかし、「都市の成長」と「市民生活の充実」をどのように両立させるのかは、福岡市長選挙2026の大きなテーマとなるでしょう。
福岡市長選挙2026の立候補予定者一覧
今回の福岡市長選挙(11月1日告示、11月15日投開票)は、非常に激しい混戦が予想されています。
2026年11月の福岡市長選挙は、16年ぶりに現職が交代する歴史的な転換点となり、これまでにない大混戦が確実視されています。今回の選挙戦の最大の特徴は、政党の枠組みを超えた30代を中心とする若手候補の乱立と、多様なバックグラウンドを持つ顔ぶれが揃ったことです。高島市政の経済成長路線を「継承」するか「刷新」するかを巡り、福岡の未来を占う注目候補たちのプロフィールと主なスタンスを一覧でご紹介します。
渡辺久也氏とは?経歴や政策を解説
福岡市長選挙2026への立候補を表明しているのが、元経済産業省官僚で貿易会社経営者の渡辺久也(わたなべ ひさや)氏(58)です。高島宗一郎市長の不出馬表明後、最初に正式な出馬会見を行った人物として注目を集めています。
渡辺久也氏のプロフィール
- 氏名:渡辺 久也(わたなべ ひさや)
- 年齢:58歳
- 出身:福岡県北九州市
- 現職:貿易会社代表
- 所属:無所属
- 居住地:福岡市早良区
掲げる主な政策
渡辺氏は出馬会見で、「誰一人取り残さない市政の実現」を基本理念として掲げました。
主な政策としては、
- ベーシックインカムなどの生活支援策の充実
- 中小企業支援の強化
- 公共交通の充実
- 交通系ICカードを活用した給付システムの導入検討
- 市民との対話や合意形成を重視した市政運営
- 道州制への早期移行の推進
注目ポイント
渡辺氏の最大の特徴は、官僚出身でありながら企業経営の経験も持つ点です。行政運営と民間経営の両方を経験していることから、「経済成長」と「生活支援」の両立を訴えています。
また、選挙期間中は選挙カーに頼らず、市内の公民館を歩いて回りながら市民の声を聞く方針も示しており、草の根型の選挙戦を展開する考えです。
高島市政16年の後を受ける選挙で、無所属新人としてどこまで支持を広げられるのかが注目されています。
西脇ひろき氏とは?プロフィールや主張する政策を解説
福岡市長選挙2026への立候補を表明しているのが、無所属新人の西脇ひろき氏(34)です。もともとは福岡市議会議員への挑戦を検討していましたが、高島宗一郎市長の不出馬表明を受け、市長選への立候補を決断しました。
プロフィール
- 氏名:西脇 ひろき(にしわき ひろき)
- 年齢:34歳
- 所属:無所属
- 出身地:兵庫県神戸市
- 福岡市在住歴:約11年
- 前職:会社員・インフラ関連企業勤務など
主な政策・主張
西脇氏は「福岡市民の手取りを増やす」を政策の柱に掲げています。具体的には、次のような施策を打ち出しています。
- 住民税5%減税
- 第1子からの保育料無償化
- 市長報酬の減額
- 子育て世帯への支援強化
- 福岡市と県内自治体の連携強化による地域活性化
また、「福岡まるごと成長戦略」を掲げ、福岡市だけでなく福岡県全体や九州全体の発展につながる広域的な政策の必要性を訴えています。
注目ポイント
西脇氏の特徴は、政治家や官僚出身ではなく、民間企業での勤務経験を持つ点です。高速道路関連施設の設計・施工やスタートアップ企業、ホテル事業、エネルギー事業など幅広い業界で働いた経験があり、「市民目線」「現場目線」を重視した政策を訴えています。
また、今回の福岡市長選では最年少クラスの候補者として、若い世代の意見を市政に反映させたい考えを示しており、福岡市の成長を市民一人ひとりの豊かさにつなげることを目標に掲げています。
高島市政後の福岡市の方向性が問われる中、西脇氏がどこまで支持を広げられるのか注目されます。
あらまき明楽氏とは?プロフィールや主張する政策を解説
福岡市長選挙2026への出馬を予定しているのが、こころ党所属のあらまき明楽(あらまき あきら)氏(41)です。福岡支部代表として活動しており、「心のインフラ」を重視した独自のまちづくりを訴えています。
プロフィール
- 氏名:あらまき 明楽(あらまき あきら)
- 年齢:41歳
- 所属政党:こころ党
- 出身地:福岡県
- 佐賀大学卒業
- 元リクルート社員
- 社会起業家・講師として活動
主な活動経歴
あらまき氏は佐賀大学卒業後、株式会社リクルートに入社。その後、広告業界や医療業界での経験を積み、2018年に独立しました。現在は講師やNPO法人理事、大学非常勤講師などを務めながら、人材育成やコミュニケーション、人権・尊厳に関する活動を行っています。学校や行政、企業での講演実績は1,000回を超えるとしています。
主な政策・主張
あらまき氏は「心のインフラ 尊厳City福岡」を掲げています。道路や建物などのハード整備だけでなく、人と人とのつながりや相互理解を大切にする社会づくりを重視しているのが特徴です。
主な訴えとしては、
- 尊厳を基盤とした社会づくり
- 教育や人材育成の充実
- コミュニティ活性化
- 心理的な孤立の解消
- 多様性を認め合う社会の実現
などを掲げています。
注目ポイント
あらまき氏は、従来の行政や経済政策だけでなく、「人の心」や「尊厳」を重視する点が大きな特徴です。福岡市長選への出馬表明者の中では異色の存在であり、社会起業家としての経験や講演活動を通じて培った視点を市政に反映させたい考えを示しています。
現時点では大政党の支援を受ける候補ではありませんが、独自の理念やメッセージがどこまで有権者に浸透するのかが注目されます。
新村優(しんむら・まさる)氏とは?プロフィールや主張する政策を解説
2026年福岡市長選挙に無所属で立候補する意向を固めた新村優(しんむら・まさる)氏は、福岡市議会議員(南区選出)として活動する3期目の市議です。
プロフィール
新村優氏は福岡市出身の46歳です。民間企業で勤務した後、2015年の福岡市議会議員選挙で初当選し、現在は3期目を務めています。南区選出の市議として地域課題の解決や市政運営に携わってきました。
福岡市長選挙への出馬意向
報道によると、新村氏は2026年11月15日投開票の福岡市長選挙に無所属で立候補する意向を固めました。高島市長の後継者選びが注目されるなか、現職市議として市政経験をアピールしながら選挙戦に臨む見通しです。
高島市政との関係は?
新村氏は取材に対し、「高島市政の間に発展してきた福岡の流れを止めるわけにはいかない」との考えを示しています。高島市政下で進められた都市成長や再開発路線を一定程度評価しており、福岡市の発展を継続させる立場を取るものとみられます。
調崇史氏(48)とは?プロフィールや主張する政策を解説
福岡市長選挙2026において、自民党市議団は4期目の市議である調崇史氏(48)の擁立を正式に決定しました。2026年9月4日の会合で決定されました。
プロフィール
- 生年月日:1978年(昭和53年)4月17日
- 出身地:福岡県福岡市
- 所属会派:自由民主党福岡市議団
- 市議としての選挙区:福岡市城南区
- 九州大学法学部卒業
主な活動経歴
- 交通対策特別委員会 委員長としての活動:高齢者の移動手段確保や地域の足となる生活交通の維持・確保に向け、公共交通ネットワークの整備・見直しを主導しています。
- 教育こども委員会での活動:少子化対策や結婚・出産・子育ての力強い支援を推進しています。近年では、放課後の補習学習体制(放課後補充学習)の拡充について積極的な質疑を行っています。
- 自民党市議団政調会長(2019年〜2021年):自民党市議団の政策責任者である「政務調査会長」を務め、市議団全体の政策立案や予算要望の取りまとめを主導しました。
井上潔氏
地域政党「減税日本」は、11月の福岡市長選挙に元国土交通省職員の井上潔氏を公認候補として擁立することを決定し、同党初のエリア外進出を果たします。市民税の減税や身を切る改革など「名古屋流」の公約を掲げて大混戦の選挙戦に挑みます。河村氏が名古屋市で進めてきた看板政策をそのまま福岡に持ち込む方針です。
井上 潔(56歳)氏のプロフィール
- 主な経歴
- 2020年まで国土交通省の職員として勤務
- 退職後、2025年1月より河村たかし氏が主宰する政治塾に約1年半参加
- 2026年9月、地域政党「減税日本」から福岡市長選の公認候補として擁立される
- 主な公約:市民税の5%減税、市長の年収を800万円に削減、市長退職金の廃止
国交省での行政経験と現在の行政書士としてのバックグラウンド を生かし、河村氏直伝の「身を切る改革」 を福岡で訴える構図となっています。
森健太郎氏
日本保守党は2026年11月実施の福岡市長選挙に、新人でAIエンジニアの森健太郎氏(48)を擁立する方針を固めました。 同党が九州地方の首長選挙に独自候補を立てるのはこれが初めてとなります。
プロフィール
- 年齢:48歳
- 居住地:福岡市中央区
- 職業:AIエンジニア
- 擁立政党:日本保守党
ITエンジニア・経営者として25年以上の現場経験を持つことから、これらの保守系政策に加えて、DX(デジタルトランスフォーメーション)やAI技術を活かした行政効率化・都市開発などのビジョンが市長選に向けてどう具体化されるかが注目されています。
佐々木彩乃氏
一般社団法人「カタリスト九州」代表理事の佐々木彩乃氏(29)が無所属で立候補する意向を固めたことが報じられました。福岡市長選において女性の出馬意向は初めてとなります。
佐々木氏は長崎県島原市出身で、九州大学法学部を卒業後に海外留学を経験。経営コンサルティング会社勤務を経て、九州・福岡の産業支援を行う一般社団法人を設立しました。取材に対し「高島市政をしっかりと継承する。その上で、福岡の成長を市民一人ひとりが暮らしの豊かさとして実感できるものにしていきたい」と語っています。
阿部秀樹氏
プロフィールと経歴
- 年齢:31歳(2026年9月現在)
- 前職:福岡市議会議員(立候補に伴い、2026年9月16日付で市議を辞職)
- 立場:無所属(新人)
注目される「政策」とスタンス
- 高島市政の踏襲:現職の高島宗一郎市長が進めてきた、経済を盛り上げて税収を増やす路線を評価し、それを引き継ぐ姿勢を明確にしています。
- 市民サービスへの還元:経済発展によって得られた税収を、よりダイレクトに市民生活へ還元することを重視しています。
- 重点を置く3大施策:特に「医療」「介護」「子育て施策」の3つの分野に力を入れると明言しており、福祉や次世代への投資を強化する方針です。
永澤幹太氏
プロフィールと経歴
- 年齢:33歳
- 学歴:西九州大学 卒業
- 前職・現職:スタートアップ企業での勤務を経て、森林保全や子どもたちのサステナブルな地域活動、自然体験施設の運営などを行うNPO法人を立ち上げ、代表理事に就任。また、作業療法士や木こりとしての顔も持ち合わせています。
掲げる独自政策「風の谷構想」
永澤氏が今回の選挙で中心に据えているのが、地球温暖化や災害リスクに適応するための「風の谷構想」です。
- 災害に強い生活拠点の創出:「人と生き物(自然)が調和し、災害が起きても機能が止まらない独自の生活拠点」を福岡市内に作ることを提唱しています。
- 学校のインフラ進化:市内7つの区にある既存の小学校などを活用し、災害時に3日間自立できるよう、自然豊かなエネルギーや水を長期間自給できる拠点へと進化させる方針を掲げています。
永澤氏は政党の支援を受けない無所属としての立候補を予定していますが、資金面において「寄付などで供託金を募り、集まらない場合は立候補を見送る可能性もある」と言及しており、草の根的な市民の支持をどこまで集められるかが直近の焦点となっています。
神野元基氏
プロフィールと経歴
- 41歳(※2026年9月時点)
- 北海道網走市
- 福岡市中央区
- 学校法人理事長、東明館中学校・高等学校 校長
行政の教育アドバイザー:その手腕が評価され、文部科学省の委員を務めるほか、宮崎市の教育最高情報責任者(CIO)なども歴任しています。
福岡市長選へのスタンスと主な政策課題
教育問題・不登校対策への注力:「教育のプロ」としてのバックグラウンドを活かし、不登校対策などの教育問題を重要な政策課題に挙げています。次世代のための市政、そして誰もが当事者として関われる街づくり(「みんなのものにしていく」)を掲げています。
吉富景子氏
参政党が新人で医師の吉富景子氏(37)を推薦する方針を固めたことが西日本新聞の報道によって明らかになりました。吉富景子(よしとみ けいこ)氏は、37歳の現役の眼科医師です。
今回の市長選においては「より幅広い支持を目指す」という明確な戦略のもと、党派色を前面に出す公認ではなく、無所属の立場で広く市民や他党の支持層からの得票も視野に入れた形をとっています。
九州大学出身で、2026年1月の衆議院選挙でも参政党の公認候補として「福岡1区」から立候補した経歴を持っています。当時から辻立ち(街頭演説)などで精力的に活動しており、その若さと医師という専門キャリアから、党内でも注目を集める存在でした。
参政党は、国政や地方議会で「食と健康」「教育」「国益を守る」といった独自の政策を掲げて支持を広げてきた政党です。今回の市長選でも、現役医師という強みを活かした医療・福祉・子育て政策を前面に押し出してくることが予想されます。
片山純子氏
片山純子氏のプロフィール・経歴
- 年齢・出身: 69歳(2026年9月時点)、岡山県出身
- 学歴: 東京大学卒業
- 前職: 予備校の日本史講師
- 現職: 市民団体「市民連合ふくおか」事務局長
東京大学を卒業後、予備校で日本史の教鞭を執っていたという知的なキャリアを持ちます。その後は市民運動の世界に身を投じ、2016年からは「市民連合ふくおか」の事務局長として、福岡県内の様々な市民活動や国政・地方選挙における野党系の候補者調整に裏方として深く関わってきました。
福岡市長選に向けたこれまでの歩み
- 2022年(前回)の苦渋の決断:前回2022年の福岡市長選でも立候補を予定していましたが、当時は「野党系候補の一本化」という大局的な戦略のために、自らの出馬を取りやめた経緯があります。
- 2026年、満を持しての立候補:2026年9月24日、市民団体「住民とともに安心の福岡市をつをつくる会」が片山氏の擁立を決定。これを受け、片山氏は9月26日に記者会見を開き、正式に立候補を表明しました。
主な政治姿勢と主張
出馬会見において、片山氏はこれまでの高島市政を評価しつつも、住民目線での課題を次のように指摘しています。「高島市政に足りていない住民福祉の増進に力を入れ、命と暮らしを守る地方自治を取り戻す」
都市開発や経済成長に重きを置いてきた現市政に対し、市民運動を牽引してきた立場から「住民福祉の充実」や「市民の暮らし・命の最優先」を掲げ、草の根の声を市政に反映させることを目指しています。
稲富修二氏
出馬への動向
- 立候補の意向: 2026年10月6日〜7日にかけて各メディアの取材に対し、無所属での出馬意向を固めたことが報じられました。10月中旬を目標に記者会見を開き、正式に政策などを発表する方針です。
- 出馬の狙い: 取材に対し「国政での経験を生かし、福岡県を副首都にするために取り組んでいきたい」と述べており、特定の政党に属さない「完全無所属」で戦う姿勢を示しています。
稲富修二氏のプロフィール・経歴
- 年齢・出身: 56歳。福岡県大野城市出身。
- 学歴・前職: 東京大学法学部卒業、米コロンビア大学大学院修了。丸紅勤務、松下政経塾を経て政界へ。
- 政治キャリア: 2009年の衆院選(福岡2区・民主党公認)で初当選して以降、比例復活を含め通算4期務めました。
- 最近の動き: 2026年2月の衆院選では中道改革連合の公認で出馬したものの落選。その後、同党を離党し、現在は無所属で活動していました。今回の福岡市長選において、国会議員出身の立候補予定者は同氏が初めてとなります。
石丸伸二氏の動向にも注目が集まる
福岡市長選2026を巡っては、元広島県安芸高田市長の石丸伸二氏の動向にも注目が集まっています。石丸氏は2025年末に福岡市へ移住したことを明らかにしており、現職の高島宗一郎市長との交流も知られていることから、一部では福岡市長選への出馬観測が広がりました。
なぜ出馬説が浮上したのか
石丸氏は、インターネットメディア「ReHacQ」の九州拠点立ち上げに関わる形で福岡市へ移住しました。その後、高島市長との対談や福岡での活動が注目を集めたことで、「次の福岡市長選に挑戦するのではないか」との見方が一部で浮上しました。
また、高島市長が2026年8月に5選不出馬を表明したことで、16年ぶりの現職不在選挙となり、有力な新人候補への関心が高まったことも出馬観測を後押しした要因とみられています。
現時点では出馬を表明していない
一方で、石丸氏本人は2025年12月の西日本新聞のインタビューで福岡市長選への立候補について「考えていない」と回答しています。現時点でも福岡市長選への正式な出馬表明は確認されておらず、あくまでも一部で観測や憶測が出ている段階です。
そのため、現状では福岡市長選の有力候補として名前が挙がることはあるものの、実際に立候補するかどうかは不透明な状況といえるでしょう。
今後の最大の注目ポイント
石丸氏は東京都知事選で全国的な知名度を獲得しており、仮に福岡市長選への出馬を表明した場合は選挙情勢が大きく変化する可能性があります。一方で、現在のところ本人から方針転換を示す発言はなく、今後の発信や動向が引き続き注目されています。
2026年8月末時点では、石丸伸二氏は福岡市長選への立候補を正式に表明していません。今後の発言や行動次第で選挙戦の構図が変わる可能性があるため、引き続き注目される人物の一人です。

天神ビッグバンの今後はどうなる?
福岡市長選挙2026では、福岡市の成長戦略を象徴する大型再開発プロジェクト「天神ビッグバン」の今後が大きな争点の一つとなりそうです。
天神ビッグバンは、福岡市中心部の天神地区において老朽化したビルの建て替えを促進し、国際競争力の高いビジネス拠点を形成することを目的に進められてきました。高島宗一郎市長の代表的な政策として知られ、多くの再開発事業が進行しています。
高島市政の成長路線を継承するのか
高島市政では、天神ビッグバンや博多コネクティッドなどの都市再開発を通じて企業誘致や雇用創出を進めてきました。
その結果、福岡市はスタートアップ企業の集積地として注目を集め、市税収入も増加傾向にあります。こうした成長戦略を次期市長が引き継ぐのか、それとも見直すのかが今回の選挙における重要な論点となるでしょう。
再開発の成果を生活向上につなげられるか
一方で、天神地区の再開発が進むなかで、住宅価格や家賃の上昇を課題として指摘する声もあります。
そのため、有権者の間では「都市開発による経済成長を今後も優先するべきか」「成長の果実を子育て支援や福祉、交通施策など市民生活にどのように還元するのか」といった点にも関心が集まっています。
候補者ごとの考え方に注目
天神ビッグバンそのものに反対する候補者は現時点では多くないとみられますが、
- 再開発をさらに加速させるのか
- 現在の計画を維持するのか
- 市民生活とのバランスを重視するのか
によって政策の方向性は大きく異なります。
そのため、福岡市長選挙2026では「天神ビッグバンをどう評価し、次の10年の福岡市をどう描くのか」が有力候補者を比較する重要なポイントになるでしょう。
天神ビッグバンは単なる再開発事業ではなく、「成長する福岡」を継続するのか、それとも新たな市政運営へ転換するのかを問う象徴的な争点として注目されています。

福岡市長選挙2026に関するよくある質問(FAQ)
- Q福岡市長選挙2026はいつ行われますか?
- A
福岡市長選挙は2026年11月に実施される予定です。正式な日程については福岡市選挙管理委員会の発表をご確認ください。
- Q現職の高島宗一郎市長は出馬しますか?
- A
高島宗一郎市長は次期福岡市長選挙への不出馬を表明しています。そのため、今回は16年ぶりの現職不在選挙となります。
- Q福岡市長選挙2026の立候補予定者は誰ですか?
- A
現時点では渡辺久也氏、西脇ひろき氏、あらまき明楽氏、新村優氏、調崇史氏、井上潔氏、森健太郎氏、佐々木彩乃氏、阿部秀樹氏、永澤幹太氏などが立候補予定者として名前が挙がっています。今後、新たな候補者が出馬を表明する可能性もあります。
- Q石丸伸二氏は福岡市長選挙に出馬するのでしょうか?
- A
石丸伸二氏は福岡市へ移住したことで出馬説が浮上しましたが、現時点で福岡市長選挙への正式な立候補表明はしていません。今後の動向に注目が集まっています。
- Q福岡市長選挙2026の主な争点は何ですか?
- A
主な争点として、天神ビッグバンの継続、博多コネクティッドの評価、子育て支援、住宅価格高騰への対応、スタートアップ支援、高島市政の継承か転換かなどが挙げられます。
- Q天神ビッグバンとは何ですか?
- A
天神ビッグバンとは、福岡市中心部の天神地区で進められている大規模再開発事業です。新たなオフィスや商業施設の整備を通じて、国際競争力の強化と経済成長を目指しています。
- Q福岡市長選挙2026で注目すべきポイントは?
- A
現職市長の不出馬により新たなリーダーが誕生すること、高島市政の成長路線を継承するのか見直すのか、有力候補がどのような福岡市の将来像を示すのかが注目されています。
- Q福岡市長の任期は何年ですか?
- A
福岡市長の任期は4年です。再選の回数に法的な制限はありません。
福岡の未来を決める一戦へ。次の市長は誰になるのか。
福岡市長選挙2026は、現職の高島宗一郎市長が不出馬を表明したことで、16年ぶりの現職不在選挙となります。今後は各候補者の政策や支持拡大の動きが本格化し、選挙戦の構図も大きく変化していく可能性があります。
また、天神ビッグバンをはじめとする都市開発の継続や子育て支援、人口増加への対応など、福岡市の将来を左右する重要な争点についても議論が深まっていくでしょう。
本記事では、立候補予定者の動向や選挙日程、新たな出馬表明などの最新情報が入り次第、随時更新していきます。福岡市の次のリーダーが誰になるのか、引き続き注目していきましょう。
16年ぶりの現職不在選挙。福岡の次の時代を担うのは誰なのか

